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浦和 ラファ2発空砲に…学に“お手上げ”森脇切り裂かれ3失点

[ 2017年2月26日 05:30 ]

明治安田生命J1開幕戦   浦和2―3横浜 ( 2017年2月25日    日産ス )

<横浜・浦和>後半、横浜・ウーゴ・ヴィエイラ(中)にゴールを決められガックリの槙野(右端)ら浦和イレブン
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 V奪回をノルマに掲げる浦和が開幕戦でつまずいた。最大の敗因は右サイドの攻防。DF森脇が再三にわたり、横浜の日本代表MF斎藤にドリブル突破を許す。前半13分に奪われた先制点、土壇場の決勝点とも右サイドを崩され、最後は中央からズドン。ペトロヴィッチ監督は「横浜に負けたというより斎藤に負けた」とお手上げだった。

 試合後、取材ゾーンにもため息がもれた。DF槙野は「甘いっ。個の問題でもある。(右から崩される形が)何回あったんだろうと。完璧に崩された。去年は数えるほどしかなかったけど」と悔いた。前半はシャドーに入った柏木を後半は定位置のボランチに入れ、逆転するも守備がぶち壊し。苦手な横浜との開幕戦は通算1分け5敗となった。

 J1開幕戦も浦和にとっては1週間で3戦目。アジアチャンピオンズリーグと並行して進む過密日程にはメンバーを入れ替えながら総力戦で対処。だが疲労からか、前からプレスをかけても相手カウンターへの対処の遅れが目立った。開幕戦黒星は5年ぶり。柏木は「良くない時のレッズの試合」と振り返った。

 昨季、年間最少失点(28点)を誇った堅守のDF陣が、今季は18日の富士ゼロックス・スーパー杯の鹿島戦に続き、また3失点。休む間もなく中2日でACLのFCソウル戦が控える。守備の修正は急務だが試合は待ってくれない。

 ≪また鬼門で黒星…≫浦和が横浜に敗れて13年から続いていたシーズン開幕戦の連勝が4でストップした。これで横浜との開幕戦は通算6試合目で1分け5敗と勝てない。浦和が開幕戦で逆転負けしたのはJ1・24シーズン目で初めてだ。

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2017年2月26日のニュース