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麻也 気迫で存在感!初タイトル逃すもイブラと互角の攻防

[ 2017年2月27日 04:10 ]

イングランド・リーグ杯決勝   サウサンプトン2―3マンチェスターU ( 2017年2月26日 )

マンチェスター・ユナイテッド戦で競り合うサウサンプトンの吉田(右)(AP)
Photo By AP

 イングランド・リーグ杯決勝にフル出場したサウサンプトンの日本代表DF吉田麻也は安定感あるプレーでチームをけん引。2―3で惜しくも初タイトルは逃したが、気迫のこもったプレーでFWイブラヒモビッチとも互角に渡り合い、最終ラインで存在感を発揮した。

 吉田は前半から大きな声とジェスチャーで“相棒”DFスティーブンスと最終ラインを統率。前半25分にはFWイブラヒモビッチへ出た裏へのスルーパスを懸命に戻ってクリア。195センチと長身のFWイブラヒモビッチ相手にハイボールの競り合いでも勇気を持ってぶつかり簡単には自由を与えなかった。

 後半に入っても闘志を前面に出しプレー。同22分にはペナルティエリア内に侵入したFWイブラヒモビッチからボール奪取に成功。その3分後にはゴール前に飛び出したMFリンガードにボールが渡りそうになると判断すると、すかさずイブラヒモビッチのマークを捨てカバリングに走り、体を投げ出してシュートブロック。

 同40分のFWラシュフォードのシュートもきっちり体を寄せてコースを限定。GKフォスターが難なくこれをキャッチした。

 しかし、それでも最後はFWイブラヒモビッチに“役者”としての違いを見せつけられ決勝点を奪われた。試合前には「日本人として新しい一歩を踏み出したい」とチーム、さらには日本人として初のタイトル獲得へ意気込んでいただけに無念の結果となった。

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