磐田の俊輔“第1章”ドローも手応え!走行距離は両チームトップ

[ 2017年2月26日 05:30 ]

明治安田生命J1開幕戦   磐田0―0C大阪 ( 2017年2月25日    ヤンマー )

<C大阪・磐田>後半、直接FKを蹴る中村俊(10)
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 俊輔は、やはり俊輔だった。磐田の元日本代表MF中村俊輔(38)が、新天地で上々のデビューを飾った。攻撃ではチームを掌握。常に起点となり、長短のパスを織り交ぜリズムをつくろうとした。守備でも年齢を感じさせない運動量で貢献した。試合はスコアレスドロー。「やりたいことの半分しかできなかった」と連係面に課題を残した部分を悔しがったが、一方で、守備面で手応えをつかみ、「勝ち点1以上のものは取れた」と前を向いた。

 自身初の国内移籍。今季計13シーズン過ごした横浜を退団し、この日はサックスブルーのユニホームに身を包んでの初陣だった。足には偶然にもジュビロ色のスパイク。前半3分に早速、最初の見せ場が訪れた。ゴール正面、約30メートルで奪ったFK。スタンドから響くサポーターのTRF「EZ・DO・DANCE」の自身への替え歌チャント。「モチベーションが上がった。ブレ球で狙ったけど、ちょっとすっぽ抜けた」。惜しくも枠は外れたが両チーム通じての初シュート。名刺代わりの一本だった。

 中村の存在を際立たせたのは走行距離だ。1試合で12・637キロは両チーム最多。近代サッカーで1試合平均が10〜11キロ前後と言われる中、豊富な運動量がボールを呼び込むことにつながった。6月には39歳を迎える。24日の前日練習のミニゲームでも周囲がリラックスした雰囲気でいた中、あえて長い距離を走るなど自身で調整し、負荷をかけた。チーム全体のメニューでも工夫をこらすことで、いまだ衰えない肉体をキープしている。磐田のクラブハウスには首までつかれる浴槽が装備。ホームゲーム直後には、横浜時代のマリノスタウンで行っていた疲労回復のための交代浴などでケアを再開する計画もある。

 「(90分は)短く感じた。それだけ集中して、準備もしっかりできていたと思う」。そう新天地デビュー戦を振り返った。3月4日は仙台とのホーム開幕戦。満員のジュビロサポーターに今度こそ勝ち点3を届ける。

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