川崎F大久保 鬼ゴール 移籍先・FC東京に手加減なし!!

[ 2016年12月25日 05:30 ]

天皇杯準々決勝   川崎F2―1FC東京 ( 2016年12月24日    味スタ )

<FC東京・川崎F>前半20分、大久保は右足でゴールを決める
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 ストライカーの嗅覚だった。川崎Fは前半20分、中村から右に展開されたボールを田坂がゴール前に上げる。逆サイドに飛び込んだ大久保が右膝で押し込んで先制した。

 「ヘディングしようとしたが、ボールが落ちたから。いい時間に取れた」

 大久保はこの天皇杯では4戦連発の5点目。全試合でゴールを決めている。タイトル獲得への執念がゴール量産に表れている。エースが決めればチームも勢いづく。28分にはエウシーニョが追加点。11月23日のCS準決勝鹿島戦以来1カ月ぶりの公式戦だったが、試合勘も問題なく2−1の勝利でチームは3度目の4強入り。「後ろの選手がどんどん前にパスを出してくれた。今年一番いい試合、楽しかった」。川崎Fらしいサッカーで白星をつかみ、笑顔で振り返った。

 大久保は来季FC東京に移籍することが内定している。そのFC東京との対戦だけに複雑な思いがあった。「点は取りたいと思っていた。決めないと“わざと”と言われるかもしれない。PKも蹴るつもりだった」。だが、試合に集中し「もうこの大会でしかタイトルは獲れない」という思いをゴールに込めた。

 在籍チームのタイトル獲得は08−09年シーズンにドイツ一部・ボルフスブルク時代に経験したリーグ優勝だけで「ここまで来たら一番上まで行きたい」と天皇杯に懸ける思いを口にした。CS準決勝で鹿島に敗れた後に涙を流した大久保。4年間在籍した川崎Fでプレーするのは最大2戦。優勝を置き土産にするため、リーグを代表するストライカーがその真価を見せつける。

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