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澤 TV業界ラブコール 五輪リポーター争奪戦へ 理由は“女子会”

[ 2015年12月17日 06:01 ]

今季限りでの引退を表明した澤穂希にはテレビ業界が熱視線

 サッカー女子日本代表の澤穂希(37=INAC神戸)が16日に現役引退を発表したことを受け、来年のリオデジャネイロ五輪へテレビ局関係者らが早くも熱視線を送っている。関係者からは、女子サッカーの解説者としてはもちろん、アスリート女子会で培った人脈を生かし現地リポーターとして期待する声もある。

 なでしこジャパンの象徴だった澤に早くもテレビ局からラブコールが送られている。

 6~7月のW杯カナダ大会の日本戦7試合を全て生中継するなど力を入れてきたフジテレビ関係者は、リオ五輪を見据え「ぜひ女子サッカーの解説をしていただきたい」と息巻く。アジアの選手で初めてFIFAの年間最優秀選手に輝いたことなどから「知名度は抜群。技術に裏打ちされた説得力のある解説が期待できる。こんな適任者はいない」と太鼓判を押す。別のテレビ局関係者も「真面目な人柄だし、冷静な語り口から的確な解説が期待できる」と高評価。2020年東京五輪・パラリンピックにも関わるだけに、争奪戦の様相を呈している。

 解説者の域を越えた活躍を期待する声まで上がる。テレビ関係者は「いろいろな選手と仲が良いのはもちろんのこと、頂点を知る澤さんだからこそ、内面に迫れる部分はあるはず」とにらむ。

 その理由が“女子会”。澤は女性アスリートとの親交が深いことで知られており、幅広いスポーツ人脈を持つ。特にリオで五輪4連覇を狙うレスリングの吉田沙保里(33)とは仲が良く、恋愛相談に乗るほど。ほかにも重量挙げの三宅宏実(30)らメダリスト候補の素顔を知っているだけに、現地リポーターとしての起用もありそうだ。

 博報堂DYメディアパートナーズが発表する「アスリートイメージ評価調査」の最新版では、澤はアスリートイメージ総合6位。女性では浅田真央(25)、吉田沙保里に次ぐ順位だった。部門別では「夢や感動を与えている」という評価が高かった。女性アスリートトップクラスの好感度も、大きな武器になる。

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