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メキシコ クロアチアとの“直接対決”制し6大会連続16強

[ 2014年6月24日 06:52 ]

2点目を決めたグアルダドを中心に喜ぶメキシコの選手(AP)

W杯ブラジル大会1次リーグA組 メキシコ3―1クロアチア

(6月23日 レシフェ)
 サッカーのワールドカップ(W杯)第12日は23日(日本時間24日)、A組の1次リーグ最終戦が行われ、メキシコがクロアチアを3―1で下して同組2位となり、6大会連続の16強進出を決めた。決勝トーナメントでは、28日(同29日)にB組1位のオランダと対戦する。

 グループリーグ突破を懸けた激突。引き分けでも決勝トーナメント行きが決まるメキシコは、1、2戦と先発メンバーを変えず、香川同僚のマンチェスターUのスター選手、FWエルナンデスはベンチスタート。勝利しか突破の望みがないクロアチアは、MFモドリッチ(マドリード)を1列上げてトップ下に置く攻撃的シフトに。

 互いに守備陣を高く保ち、決定機を作らせない展開。メキシコは前半16分、細かいパスをつなぐと、MFエレーラ(ポルト)が左足を振り抜いてミドルシュートを放つがクロスバーに弾かれ得点ならず。クロアチアも高さを生かしてセットプレーからの得点を狙うが決定的な場面は見られず、0-0のまま後半へと折り返した。

 後半に入り、クロアチアは13分に長友の同僚、MFコバチッチ(インテル・ミラノ)を投入。メキシコも切り札のエルナンデスをピッチに送り勝負に出る。すると後半27分、左CKからファーサイドのDFマルケス(レオン)が頭で押し込み先制。その2分後、今度はDFグアルダド(レバークーセン)が左足で決めると、さらに37分にはエルナンデスがとどめのゴールを決め勝利を決定づけた。

 クロアチアはイェラビッチ、レビッチの両FWを投入し、反撃を試みるが、メキシコの速い寄せの前に決定機をつくれない。後半42分にMFペリシッチが1点を返したが、そこまで。4大会ぶりの決勝トーナメント進出はならなかった。

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