ザックジャパン、敢えて相手対策ゼロ コートジ戦を教訓に

[ 2014年6月24日 05:31 ]

険しい表情で練習を見つめるザッケローニ監督

W杯ブラジル大会1次リーグC組 日本―コロンビア

(6月24日 クイアバ)
 「奇跡」を起こすため、あえて相手の対策は捨てた。日本代表にとって運命のコロンビア戦2日前。ピッチ上の練習は4年間、培ってきた自分たちのサッカーをすることを主眼に置いたメニューに大半を費やした。

 通常、決戦2日前からは相手の長所、短所を落とし込みながら攻撃と守備練習に充てるのがザック流だが、今回は対策ゼロ。つまり無心だ。

 根底にはコートジボワール戦(14日)の反省がある。相手の情報が過多となり、意識し過ぎたあまり足が止まった。岡崎、香川、大迫、柿谷の前線4選手がシュート0本に終わった。守備も後半19分から2分間で2失点の屈辱。ザッケローニ監督は「自分たちのサッカーを!」と繰り返したという。吉田は「1戦目は相手にフォーカスし過ぎた。自分たちにフォーカスしたい」と言い聞かせた。

 もちろんコロンビア戦に向けて最低限のデータは頭に入れた。守備では「攻撃で警戒するのは10番(ハメス・ロドリゲス)と20番(キンテーロ)」(今野)。攻撃面では「日本人と違いボールに食い付いてくる。細かくつなげばDFの裏にスペースはできる」(清武)。それぞれ映像もチェックした。だが、あくまで練習前のミーティングで頭に入れるにとどめ、練習に反映することはなかった。

 主将の長谷部が言う。「大会前に選手間で話し合いました。うまくいく時もうまくいかない時も、お互い信じ合っていこうと。選手だけでなく監督、コーチ、スタッフも」。急きょオフとなった前日(21日)、ザッケローニ監督の主催で全員そろって肉料理のシュラスコを食し、結束の強さを再確認した。絆の強さこそ日本の持つ最大のストロングポイントだ。勝たなければ後のないコロンビア戦。崖っ縁のサムライブルーが「原点」に立ち返った。

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