×

オランダがB組1位通過!好調チリを2発で沈める

[ 2014年6月24日 03:10 ]

待望の先制点を決めデヨング(左)と抱き合うオランダ代表のフェル(AP)

W杯1次リーグB組 オランダ2―0チリ

(6月23日 サンパウロ)
 ワールドカップ(W杯)ブラジル大会第12日は23日(日本時間24日)、1次リーグB組最終戦でオランダとチリが対戦。決勝トーナメントの組み合わせに大きく影響する一戦はオランダが2―0で勝って1位通過を決めた。決勝トーナメントではオランダが29日(日本時間30日)にA組2位と、2位通過のチリは28日(同29日)にA組1位と対戦する。

 オランダの名将ファンハール監督は「チリがより攻撃的にしかけてくるなら、スペイン戦のように我々は多くのゴールに結びつける可能性がある」と予想したが、終わってみれば2―0の勝利。

 今大会3得点を挙げているFWファンペルシー(マンチェスターU)が累積警告で出場停止。代ってレンス(ウクライナ)が出場。「現時点でスペースを作ってアクションを起こせる11人を選んだ」という指揮官の期待通り、素早いカウンター攻撃を軸にいくつものチャンスを創出した。

 前半23分、FWロッベン(バイエルンM)が右サイドをドリブルで駆け上がりペナルティエリア内に侵入。得意の左足を振り抜くもキーパーに阻まれた。同33分にはショートカウンターからFWレンスがファウルを誘いFKを獲得。ロッペンからのボールをDFデフライ(フェイエノールト)が頭で合わせたが枠を外すなど、ゴールに結び付けず0―0で前半を終える。

 勝負の後半、21分に数的不利を物ともせずロッベンがゴール前にドルブルで持ち込み強烈なシュートを放つがキーパーの正面。徐々にオランダがチリ守備陣を追い詰める。後半32分、オランダが均衡を破った。右ショートコーナーからDFヤンマート(フェイエノールト)がゴール前に絶妙クロス。これに途中交代のフェル(ノーリッジ)が頭で合わせて、チリのゴールをこじ開けた。

 さらに、後半のアディショナルタイムでロッベンがカウンターで一気に左サイドを駆け上がると、これまた途中交代のFWデパイ(PVS)が逆サイドをフォローし、ダメ押しゴールを決めた。

続きを表示

この記事のフォト

2014年6月24日のニュース