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韓国紙「まるで自動ドア」…DF崩壊、赤っ恥4失点

[ 2014年6月24日 05:30 ]

<韓国・アルジェリア>肩を落とす韓国イレブン(AP)

W杯ブラジル大会1次リーグH組 韓国2―4アルジェリア

(6月22日 ポルトアレグレ)
 韓国の防衛網が決壊した。競り負け、崩され、集中力も切らせて4失点。洪明甫(ホン・ミョンボ)監督が会見で「韓国のファンにおわびしたい。次戦では全力を尽くすことを約束する」と謝罪に追い込まれるほどの一敗地にまみれた。

 ぜい弱な守備は最大の課題だった。今年1月のメキシコ戦で4失点、2月の米国戦で2失点。大会直前のガーナ戦も0―4で敗れるなど親善試合でも失点を重ね、課題を克服できないまま臨んだ初戦のロシア戦は1―1の引き分け。洪明甫監督は先発を入れ替えずにアルジェリアに挑んだが、策は完全に裏目と出た。

 前半26分に洪正好(ホン・ジョンホ)と金英権(キム・ヨングォン)の両センターバックがやすやすと突破されて最初の失点。2分後にはCKでマークを外され、頭で押し込まれた。同38分の3失点目も、ロングパスに対する洪正好のクリアミスが起点。「DFはコミュニケーションを欠いた。集中もできていなかった」と話した指揮官は、自国報道陣から「なぜDFを代えなかったのか」と追及を受けた。朝鮮日報(電子版)は「4バック崩壊。まるで自動ドア」と切り捨てた。

 一方の攻撃でも前半はシュート0本に終わり、後半の2得点も焼け石に水だった。これで日本を含むアジア勢4カ国は、2戦を終えて白星なし。アジアの停滞を象徴する、韓国の大敗だった。

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2014年6月24日のニュース