長友 豪州戦のエゴにダメ出し「自分のレベルの低さに危機感」

[ 2013年6月6日 06:00 ]

自らの“エゴ”を反省した長友

W杯出場決定会見

 W杯出場決定から一夜明けても長友に喜びはなかった。晴れの記者会見でも、笑顔は見せず、自分へのダメ出しのオンパレードだ。「岡田ジャパンのときは心の底から喜ぶ自分がいた。場違いかもしれないけど今、僕の中にはうれしい気持ちより、自分のレベルの低さに危機感の方が強い。(香川)真司とも話した。これじゃ戦えないってね」

 要因の一つに挙げたのがオーストラリア戦の後半35分、相手GKに右足シュートを止められた場面だ。「世界一のサイドバックならあれを決めているか、フリーの圭佑(本田)にパスを出していた」。似た状況から香川の得点をアシストした昨年10月のフランス戦を引き合いに出し「あの時は冷静だったのに、今回はエゴがみえた」と自戒した。

 もちろん「エゴ」を完全に否定するつもりはない。「試合の中ではエゴを持っていないと駄目な場合もある。エゴを出すか、味方を生かすか、ダニエウ・アウベス(ブラジル代表DF、バルセロナ)とか、世界のトップはそのバランスに優れている」と自身に言い聞かせた。冷静な判断力を持ったエゴイスト、それが長友が目指す究極の理想像だ。

 W杯出場を心の底から喜んだ前回W杯は、決勝トーナメント進出を決めた際、ある程度の達成感を感じてしまったと言う。「そんなメンタルで決勝トーナメントを戦えるわけがなかった」と振り返る。今回は違う。心の底から危機感を抱く長友の視線は本気でW杯の頂点を見据えている。

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