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関塚ジャパンは26日発進!酒井宏、アルバ封じだ

[ 2012年7月25日 06:00 ]

 男子五輪代表は26日、グラスゴーで1次リーグ初戦スペイン戦を迎える。24日は試合会場を視察し、関塚隆監督(51)と吉田麻也主将(23=VVVフェンロ)が会見した。右サイドバック(SB)の酒井宏樹(22=ハノーバー)は、左サイドバック(SB)で先発が濃厚なジョルディ・アルバ(23)封じを誓った。既にビデオなどで入念な対策を練っており、かつてブラジル代表FWネイマールを苦しめた男が日本を歴史的勝利に導く。

 24日はフルコートを使った9対9などを行ったが、酒井宏は吉田との連係を確認するなど精力的に汗を流した。2日後の決戦へ気持ちは高まっている。標的は対面にいる左SBジョルディ・アルバ。難敵とのマッチアップについて「相手が(選手として)良ければ良いほど、(自分も)いいプレーができる」と不敵な笑みを浮かべた。

 ジョルディ・アルバは昨季バレンシアで左SBとして活躍し、A代表に上り詰めるなど、酒井宏と似た経歴を持っている。既にビデオなどでも研究済みで、欧州選手権決勝のゴールを「いいボールタッチだった。そして速い」と分析。さらに「前に出させなきゃいいので、しっかり止めたい」と自信を見せた。

 相手が手ごわいほど、闘争心がわく。昨年12月のトヨタ・クラブW杯。サントスのブラジル代表FWネイマールとのマッチアップで奮闘し、世界に名前を知らしめた。苦戦を報じる報道も発奮材料となっており「評価が低いのを見返してやりたい。負けても勝っても批判される。これがプラス(の力)になれば」。関塚ジャパンの右サイドの番人が主役になる。

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2012年7月25日のニュース