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初戦のカナダ想定し完封締め!守護神争いもし烈

[ 2012年7月12日 06:00 ]

<日本・オーストラリア>前半、ゴールを死守する福元(右)

キリンチャレンジカップ 日本3―0オーストラリア

(7月11日 国立)
 五輪初戦で対戦するカナダを想定した一戦で守備陣が奮闘した。左足首捻挫から復帰して3月7日のアルガルベ杯ドイツ戦以来約4カ月ぶりに国際Aマッチに出場した岩清水が的確なコーチングで統率。熊谷は1メートル72の体格を生かしてロングボールをはね返した。6月18日の米国戦で大量4失点を喫したことを受け今月9日からの国内合宿では守備練習に時間を割いた。その効果もあり不安材料だった最終ラインが安定感を見せた。

 岩清水は「ゲーム体力を戻すのが、これからの課題。1人だけ息が上がっていると感じた。試合の流れには思ったより入れたし、試合勘もそんなになくなってなかった」と手応えを口にした。熊谷は「欧米対策はある程度できた。(岩清水とのコンビは)問題は一切感じなかった。イワシさんが戻ってきて心強い。無失点に抑え、良い感じで終わることができた」とうなずいた。

 佐々木監督は後半は岩清水に代えて矢野を投入。「GKはどちらも使おうと思っている」との予告通り前半は福元、後半は海堀を起用した。福元が前半14分に至近距離からのシュートを防げば、海堀も安定した守備を披露。激しい定位置争いを繰り広げる2人の守護神がチームの雰囲気を引き締めた。

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