カズ、16歳にかわされた…それでも絶賛「センス、技術とも高い」

[ 2011年2月5日 11:36 ]

静岡学園の後輩、MF長谷川(右)にフェイントでかわされるカズ

 静岡学園の新エース、MF長谷川竜也(2年)が4日、横浜市内で行われたJ2横浜FCの練習に参加した。6日開幕の県高校サッカー新人戦もあり、この日の午前練習だけだったが、同校の先輩、元日本代表FW三浦知良(43)から激励を受けた。紅白戦では得点の起点になるなど、1月の全国高校選手権でも注目された高い攻撃センスが光った。

 GKを含む10対10で行われた変則ゲーム。両チームのトップ下は、長谷川とカズの“静学対決”となった。16歳の長谷川にとってカズは「自分から話しにいけませんよ」というほどの大先輩。しかしピッチではビビらなかった。前半には長谷川がフェイントでカズをかわす場面もあった。それでも「たまたま。誰か来たと思いフェイントを掛けたらカズさんだった」と気にするそぶりもない。直後にドリブルで切り込んで上げた右クロスは、得点こそならなかったが味方FWの頭にどんぴしゃ。後半にはペナルティーエリアやや外から右に出したパスがつながり、MF井手口のクロスからFW藤田のゴールに結びついた。

 自身初のプロチームの練習参加は、2日に県内で行われたU―18県選抜セレクションで、横浜FCスタッフから要請された。進路はプロ入りか大学進学か熟考中だが、サッカー選手として積極的に参加した。とはいえ最初は緊張でガチガチ。それをほぐしてくれたのは大先輩カズだった。「思い切ってやれよ」と肩を叩かれ、後輩をチームになじませていった。1メートル63の小さな体に驚く選手が多い中でも「関係ないでしょ。ペレもマラドーナも、世界を制したのは1メートル60台。(長谷川は)センス、技術とも高いものがある」とカズも光る物を感じたようだ。

 岸野靖之監督(52)も「守備面の課題もあるが、それは改善できる。前へ行く力、仕掛ける姿勢は素晴らしい。注目していきたい選手」と高く評価した。長谷川自身も「視野の広さや球際など勉強になることが多かった」と収穫を強調する。尊敬する大先輩のチームから学んだことを生かし、静岡注目の才能がさらなる飛躍を期す。

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