浅見厩舎最後の夏にどでかい花火を

　【東西ドキュメント・栗東＝28日】浅見厩舎の6～7月攻勢が凄い。障害重賞（東京ジャンプSのスマートアペックス）を皮切りに新馬2勝、さらにメイン勝利も2度あって絶好調なのだ。7月ラストウイークを締めくくる…というシナリオで新潟ジャンプSのフィールインラヴを狙ってみよう。

　なにせ菱田は浅見厩舎のクーファピーカブーが勝った24日新潟メインの馬券的中で懐を温かくしたばかりだ。タイミングよくフィールインラヴが坂路4F58秒2で追い切った直後、中村は「夏場に調子を上げるタイプなんです」と、目下の好成績に納得の表情。

　浅見師にはいなされるのを承知で状態を問うと「アメリカのお母さんやな」の返答だった。楽しすぎる。アメリカのお母さんはママ、だからすなわち語呂的に「まあまあ」となる。こちらが理解したことに笑ってうなずいてくれた。来年2月で定年、解散となる浅見厩舎。最後の夏に燃え盛るような花火がドドーンッと打ち上がっている。