16日の金沢競馬で複勝式の払戻金と発売に誤り 競走除外馬を出走頭数に入れたまま発売

[ 2019年6月20日 17:29 ]

 金沢市農林水産局は20日、16日の金沢競馬の一部競走で複勝式の払戻と発売に誤りがあったと発表した。

 競馬法施行規則によれば、複勝式は8頭立て以上の場合は3着まで、7頭立て以下の場合は2着までなら的中、4頭立て以下の場合は発売しない。同日の金沢競馬は飼料添加物の禁止薬物問題で20頭の競走除外が出ていたが、当初の出走頭数のまま複勝式の発売設定を行ってしまい、前例のないミスを引き起こした。

 誤りのあったレースは以下の通り。
 ▽1R(9→5頭)複勝式2着払いのところを3着払いを実施。
 ▽3R(9→7頭)1Rと同じ。
 ▽4R(9→7頭)1Rと同じ。
 ▽7R(9→7頭)1Rと同じ。
 ▽10R(7→4頭)複勝式の発売なしのところを複勝式2着払いを実施。

 金沢競馬はこの件に関し、1、3、4、7Rの1、2着馬に投票された複勝式の払戻金について、2着払いの場合の払戻金を再算出し、差額があれば追加の払い戻しを行う。また、10Rは複勝式不的中の5、6番への投票者への返還に向け対応を準備している。1、3、4、7Rの3着馬払戻金と10Rの1、2着馬払戻金に変更はない。

 差額の払い戻し方法などは決定次第発表する。

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2019年6月20日のニュース