【宝塚記念】ドラマ性は十分、バッハ&吉田豊で一発狙う

[ 2019年6月20日 05:30 ]

<宝塚記念・追い切り>ウッドチップコースで追い切るショウナンバッハ(撮影・郡司 修)
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 【G1ドキュメント・美浦=19日】宝塚記念はドラマチックな舞台。秋田はそう捉えている。度重なる骨折を乗り越えてG1馬となったマーベラスサンデー(97年)や、池添が涙を流したオルフェーヴル(2012年)の復活劇が印象に残る。オルフェーヴルは09年ドリームジャーニーとレース史上初のきょうだい制覇も果たした。昨年(ミッキーロケット)も和田の17年ぶりのG1制覇が印象的だった。“最強の1勝馬”エタリオウや、2頭出しで初G1を狙う宮本厩舎など今年も“悲願”が懸かる馬がいる。そして、ショウナンバッハも多分にドラマ性を秘める。

 3歳時には未勝利で地方に転出する苦境があった。弟が、あのキタサンブラック(引退)。G1・7勝を誇る一つ下の弟と比較され、愚兄賢弟と冷やかされたこともある。そんな時期を乗り越え、8歳にして充実期を迎えた。中1週のため、最終追いは単走。助手を背にWコースを流したのみだが疲れも見せずにキビキビ動いた。4F56秒0~1F13秒2。上原師も「予定通り。相変わらずいい動きで態勢は整った」と満足げに話した。

 コンビを組む吉田豊も「ここ2戦はいい競馬をした。以前と比べて馬が凄く良くなった。硬さがなくなり道中の行きっぷりが違う。以前はしまいに脚は使うが嫌々走っていた感じ。今は走りたいという気持ちがある。ロスなく乗って一発を狙う」とチャンスをうかがう。吉田豊にとってもケガから復帰後、初のG1騎乗。08年マイルCS(ブルーメンブラット)以来、10年7カ月ぶりのJRA・G1制覇が懸かる。「急に出走が決まったが国本(哲秀)オーナーにはデビューからも復帰してからも乗せていただいていてありがたい。乗りやすい馬だし、思い切って乗りたい」。何百回と袖を通してきた赤、白一本輪、白袖の勝負服。吉田豊の表情がキリリと締まった。

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