【秋華賞】出来に太鼓判!成長一途スカーレットは高配の使者

[ 2018年10月12日 05:30 ]

ポリトラックで併せ馬で追い切りするスカーレットカラー(右手前)とメイショウナスカ
Photo By 提供写真

 【G1ドキュメント・栗東=11日】今週から暮れのホープフルSまで、京都開催のJBC3競走を含めて12週連続でG1開催が続く。忙しくなるが、それ以上に楽しみが多い。新谷は秋華賞に出走する厩舎の情報入手へ奮闘した。木曜追いのスカーレットカラーにスポットを当てる。

 前走のローズSは久々が影響して13着に敗れた。巻き返しを期して、最終リハーサルはポリトラックコース。ゆったりとしたペースで徐々に加速していくと、回転の利いたフォームで上々の動きを見せた。騎乗した喜多助手に振り返ってもらう。「前走は硬さが抜けず、本調子にはひと息だった。叩き良化型のタイプで前走の敗戦は仕方がない」と分析。続いて追い切り後の感触を「DP(ポリトラック)コースで追い切るのは初めてなので物見をする面はあった。それでも集中して走れていたし、しっかり負荷もかかった」と動きの良さに満足顔。「筋書き通りに良くなっている。前走は18キロ増で出走したけど、全てが成長分。もっと増えていいし、使ったことで柔らかみが出てきた」と前走以上の出来に太鼓判。

 新谷はスカーレットカラーに、競馬専門紙調教担当時代のデビュー前追いから目をつけていた。3戦目のアルテミスSは5着も2歳女王ラッキーライラックにコンマ4秒差。今年初戦のフェアリーSは見せ場たっぷりの2着。喜多助手の言う「成長分」を加味すれば、高配演出の立役者になれる。

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2018年10月12日のニュース