【安田記念】モズアスコットが春のマイル王!連闘策実ってG1初挑戦でレコードV

[ 2018年6月3日 15:40 ]

<東京11R・安田記念>レースを制した(10)モズアスコット(撮影・村上 大輔)
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 春のマイル王を決める「第68回安田記念」(G1、芝1600メートル)が3日、東京競馬11Rで行われ、C・ルメール騎手騎乗の9番人気モズアスコット(牡4=矢作厩舎)が優勝。G1初制覇を果たした。

 後方集団から競馬を進めたモズアスコット。直線では馬群の真ん中を割って、豪快な追い込み。先に抜け出したアエロリットをゴール寸前で差し切った。勝ちタイムは1分31秒3(良)でレースレコードタイ。首差の2着には5番人気アエロリット、さらに3/4差の3着には1番人気スワーヴリチャードが入った。

 勝ったモズアスコットは父フランケル、母インディアという血統。4連勝の勢いに乗って重賞初挑戦となった昨年12月の阪神Cでは1番人気に推され4着。今年に入ってからは3戦連続2着と惜敗が続いていたが、初挑戦のG1の舞台でそのうっぷんを晴らす見事な走りを見せた。安土城Sからの意欲の連闘策が実った。通算戦績は11戦5勝。

 鞍上のルメールは中央G1通算17勝目で今年3勝目。管理する矢作師は中央G1通算4勝目で今年は初勝利。

 大阪杯を制したスワーヴリチャードが参戦するなど、短中距離で活躍する実力馬が集結し、ハイレベルな一戦となった今年の安田記念。モズアスコットがG1馬7頭を撃破し、初めてのG1タイトルをつかみとり、東京競馬5週連続G1シリーズを締めくくった。

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2018年6月3日のニュース