菜七子、5月28日以来の勝利に涙…ラミアカーサでJRA5勝目!

[ 2016年10月10日 05:30 ]

<東京6R>ラミアカーサでJRA通算5勝目を挙げ笑顔の藤田
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 長いトンネルをついに抜けた。藤田菜七子(19)が東京6Rのラミアカーサ(牝4=小島茂)でJRA5勝目を決めた。5月28日以来の勝利で、4カ月以上の未勝利(中央のみ)は自身最長ブランク。「ずっと勝てなくて苦しかった。本当にうれしい」。言葉にするうちに涙がこぼれた。

 鼻差の大接戦。「ゴールの瞬間は全然分からなかった」と振り返ったが、場内の大声援がアシスト。「悪い馬場でも頑張ってくれた。この馬に乗せ続けていただいたことに感謝します」。敗戦の中で築いた信頼が、この日の勝利につながった。同馬とは4戦連続のコンビ。8→3→4着と勝ち切れなかったが、小島茂師は「挟まれながらしっかり走らせたレースもあったし、まだ課題はあるけどレース中は凄く落ち着いているから」と評価。「今日は本人がつかみ取った勝利でしょう」と励ました。

 ウイナーズサークルでファンに頭を下げ続けた菜七子。「また次も頑張ります」。6勝目を目指して、月曜も東京で1鞍に騎乗する。

 ◇藤田菜七子10日の騎乗馬◇

 東京1R(8)セブンハーバー(美)根本

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