【ステイヤーズS】11歳トウカイトリック 老練4F53秒9!

[ 2013年11月28日 05:30 ]

坂路で53秒9をマークしたトウカイトリック

 中山の開幕を告げるのは3600メートルのマラソンレース「スポニチ賞ステイヤーズS」(30日)。27日に美浦、栗東トレセンで追い切りが行われ、昨年の優勝馬トウカイトリックが好調教を披露。11歳での重賞連覇という快挙が現実味を帯びてきた。

 スポニチ賞の顔と言っていいだろう。トウカイトリックはステイヤーズSに3年連続7度目のエントリー。しかも11歳にして前年覇者として出走するのだから驚きのひと言だ。

 最終追いは坂路。4F53秒9をマークし、併走していたクランドールゲラン(4歳500万)を、ゴール前で2馬身突き放した。「調教では動くタイプではないのに、きょうはよく動いていた。毛ヅヤもいい。この年齢でも高いレベルでモチベーションを保っている」と根岸助手も舌を巻く。

 野中師も「本当に元気だね。どこも悪いところがない。坂を上がってくる姿を見ても、本当に調子が良さそう。獣医も体調には太鼓判を押してくれている」と話す。04年デビューで同期はディープインパクト。9年間、大きなケガもなく長距離戦中心に61戦を走り続けてきた。昨年のこのレースでは、そのディープの息子であるファタモルガーナを差し切ってV。JRA最高齢タイ記録となる、10歳での重賞制覇を達成した。

 11歳で重賞Vなら新記録。野中師は「年齢も年齢なので、まずは無事にレースを終えることが一番」としながらも「この距離に対する不安が一切ない馬。何とかもう1つ勝たせたい」というのも本音だ。

 人間なら40代半ば。若い世代と瞬発力勝負をすれば勝ち目はない。だが、ペース配分や道中の折り合いが鍵を握る長距離戦は、老練な職人技が生きる舞台。11歳で同一重賞連覇へ。大ベテランの走りは必見だ。

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