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【1989年9月】黄砂に吹かれて/中高年に人気 工藤静香「ザ・ベストテン」最後の1位曲

 ★89年9月ランキング★
1 黄砂に吹かれて/工藤静香
2 世界でいちばん熱い夏/プリンセス・プリンセス
3 GLORIA/ZIGGY
4 リゾ・ラバ/BAKUFU―SLUMP
5 太陽がいっぱい/光GENJI
6 淋しい熱帯魚/Wink
7 MISTY/氷室京介
8 ドリームラッシュ/宮沢りえ
9 EQUALロマンス/CoCo
10 川の流れのように/美空ひばりヴァージン・アイズ/中山美穂
注目デーゲーム/坂上二郎とユニコーン
※ランキングは当時のレコード売り上げ、有線放送、ラジオ、テレビのベストテン番組などの順位を参考に、話題性を加味してスポニチアネックスが独自に決定。

【黄砂に吹かれて/工藤静香】

 平成に入って9カ月。昭和を代表する歌番組TBS「ザ・ベストテン」が9月28日、11年9カ月の歴史に終止符を打った。最終回の1位は工藤静香の「黄砂に吹かれて」。8月10日から7週連続トップだった、光GENGI「太陽がいっぱい」からその座を奪い、有終の美を飾った。

 作詞は中島みゆき。「FU―JI―TSU」「MUGO・ん…色っぽい」に続く3作目のシングルでの作品提供だが、中島が一番得意とする“捨てられた女”を独特の感覚で豊かに表現。黄砂という今まで日本のアーティストが詞の中に組み込んでこなかったテーマは斬新だった。

 黄砂=中国=シルクロード、というような連想が頭の中に浮かぶが、中島の詞をさらに異国情緒たっぷりに生かしたのが、デビュー以来工藤の歌を作り続けてきた後藤次利。中島が他のアーティストに作品を書く時は、曲とセットのことがほとんどだが、工藤の場合は後藤とのコンビが1つの定型。曲が先に出来上がって、それに中島が詞を付けていくという制約の中で、「黄砂に…」はアイドル工藤静香から、歌手としてしっかりと存在感を示した1曲となった。

 CD、レコード合わせての売り上げは、59万枚。オリコンでは6作目の1位曲だが、セールスとしては「恋一夜」の61万枚にわずかに及ばなかった。ただ、9月18日から6週連続1位をキープ。工藤にとってトップ最長記録。「ザ・ベストテン」が1位に立ったところで、打ち切りになっていただけに、そのうっぷんを晴らす形となった。

 昭和のアイドル全盛時代から、平成に入りバンドブームとなり、かわいいだけ売りだったアイドルの勢いは衰えていた。その中での工藤静香の“快進撃”の秘密は、同年代以上に年上、とりわけ30、40代の男性にファンが多かったところだ。長い髪に憂いを帯びた表情、支えてあげないと折れてしまいそうな身体…。全ての要素がある程度社会的地位と経済力のある男性の男心をくすぐるものだった。

 時代はバブル経済。工藤静香の雰囲気を意識した女性も水商売系には多かった。毎晩のように店に通っては、会社の金を惜しげもなくつぎ込む姿がいろいろなところで見られたが、今となっては夢のような話である。

[ 2011年9月20日 06:00 ]

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