尾木ママ　真美子夫人に伝えたい「大谷さんをよろしく」開幕シリーズに向けて渡韓

手作りうちわを手に渡韓した「尾木ママ」こと尾木直樹氏
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　大リーグ・ドジャースの開幕シリーズ（20、21日）を観戦する日本人ツアー客が19日、渡韓した。大谷翔平の大ファンを公言する教育評論家の尾木ママこと尾木直樹氏（77）も同日、羽田空港から現地に出発。自作グッズを手に「行ってきます！」とうれしそうに航空機に乗り込んだ。

　午前6時すぎ、チェックインを済ませると「ワクワクして2時間しか眠れなかった」と興奮した様子で取材に応じた。両面に「翔TIME」「ありがとう」と書かれた応援うちわを披露。18日深夜から自作していたといい、これが寝不足の原因のようだ。加えて「一緒にいる気分になるかな」と、大谷の愛犬・デコピンとドジャースのユニホームなどがデザインされたブローチ4種類を業者に特注。これらも現地に持ち込んで応援する。

　大谷が日本ハム時代からの大ファン。「周りから批判されても、二刀流をやり抜いた姿勢に感銘を受けた」とうっとり。教育評論家としても「ゴミ拾いする姿や、物事をやり遂げる姿勢が良い」と高く評価している。

　今回参加するのは、大手JTBとは別の3泊4日のツアー。20日の開幕戦を観戦する。価格は未公表だが、旅行代理店関係者によると、JTBと同等の50万～60万円程度。当選の知らせは1月末に届いたといい「当たったからにはこの目に焼き付けてきます」と女性マネジャーと2人で参加する。

　開幕戦に先立って現地で行われたドジャースのエキシビションゲームでは、スタンドに真美子夫人の姿が見られたことでも話題になった。尾木氏は「（真美子さんの）姿を確認できたら写真に収めたいけど、お会いして“大谷さんをよろしく”と伝えたい」と期待。エキシビションゲームでは不振だった大谷には「ホームランよりも、元気な姿を見たい！」。愛情たっぷりな表情で飛び立っていった。

　【JTBツアー参加者　記念パーカ＆バッグと共に】倍率200倍以上で当選したJTBツアー客も19日朝、羽田空港から渡韓した。

　ツアーの価格は2試合分のチケット付き「4日間ツアー」が72万8000円、いずれか1試合のチケットを含む「3日間ツアー」が49万8000円。特典として記念パーカやバッグが配布され特別体験プログラムとして試合前の打撃練習見学が予定されている。

　東京都世田谷区の50代のシステムエンジニア夫婦は「昨年9月に観戦した際は（大谷が）ケガで欠場していた。諦められずリベンジです」と出場を期待した。大阪市の会社経営の高松豪さん（49）と優花さん（29）夫婦は「全ての予定をキャンセルしてきました」と興奮した様子。東京都北区の60代と30代の親子は「今までの蓄えを吐き出しました」と決死の覚悟で参加。

　川崎市の黒崎尚未さんと航生君（9）の親子は開幕戦のみを観戦。航生君は「大谷選手、ホームラン打って」と願いを込めて韓国へと向かった。