「大泉洋史上最高にカッコいい」ヒーロー登場! 「ずっと蓮田兵衛を演じていたい」も「あとは歌手で生活」

[ 2024年2月12日 05:15 ]

登壇する大泉洋(撮影・小海途 良幹)
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 俳優の大泉洋(50)が11日、都内で主演する時代劇映画「室町無頼」(監督入江悠、来年1月17日公開)の製作発表に出席した。室町時代に実在した、徳政一揆の指導者として倒幕を目指した凄腕の地侍・蓮田兵衛役。得意とする笑いと涙を封印し、宣伝のキャッチコピーのような「大泉洋史上最高にカッコいい」アウトローなヒーローに挑む。

 コピーについては、「大体がカッコ悪い役だったので、すぐそうなっちゃう。僕史上と言われてもどうでもいい」と興味はない様子。その上で「蓮田兵衛は男が憧れる、一見ダメに見えて信念を持って命懸けで時代を変えようと立ち向かっていく、分かりやすくカッコいい人。できれば、ずっと蓮田兵衛を演じていたい。あとは歌手で生活していく」というほどほれ込んだ。

 昨夏に木刀の素振り100回から殺陣の稽古を始め「きつくて、じわじわ少なくしていった」と明かしながらも鍛錬を重ねた。東映京都での約3カ月の撮影は、「スケールがでかくて、始まったらノンストップの痛快感がある。結構CGでやってくれるのかなと思ったら人力でやるんだなと感じた。もうちょっと工夫がないのかなと思うくらい大変だった」と苦笑交じりに振り返った。

 兵衛は、なにわ男子・長尾謙杜(21)扮する無敵の棒術を身に付けた才蔵らを引き連れ、最後はわずか9人で幕府軍と戦う。長尾は、「映画の中では兵衛に磨きをかけていただき、大泉さんにも磨きをかけていただいて人として成長できた」と感謝した。

 だが、大泉は「彼は本当に凄い。ほとんど長尾くんの成長の物語だからね。東映はしたり顔で、大泉史上最高って言うけれど、途中から腹が立ってきた」と大泉節のぼやきがさく裂。さらに長尾がふんどし一丁のシーンが多いことを暴露し、「ひょっとしたら長尾くんの無頼がチョロっと見えているかもしれないね」と“舌好調”。長尾も「本当にやめてください。カッコいい映画なんですから」と必死で制止していた。


 ▽蓮田兵衛 出自不明。下総国(現在の千葉県)生まれという説もある。飢饉(ききん)と疫病で混沌(こんとん)としていた1462年に農民や地侍を集めて徳政一揆を起こす。一時は京都につながる主要な街道の出入り口「京の七口」を制圧するも、幕府軍の猛攻撃に遭い捕縛され処刑された。映画は、直木賞作家の垣根涼介氏の同名小説が原作。

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