福山雅治 今でも胸に刻む祖母の言動とは?祖母の行動に自問自答「そこまでの決意が僕にあるかと問うた」

[ 2024年1月22日 11:14 ]

シンガーソングライターで俳優の福山雅治
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 歌手で俳優の福山雅治(54)が、21日放送のTBS「日曜日の初耳学」(日曜後10・00)にVTR出演。今でも胸に刻む祖母の言動を明かした。

 多忙な現在でも生まれ育った故郷の長崎・稲佐山で定期的にライブを続け、地元の魅力を発信している福山。そこにはみかん農家を営んでいた亡き祖母の教えがあるという。「おばあちゃん子でおばあちゃんが大好きだった。小さい時からおばあちゃんと一緒に墓参りについて行ってました。中学、高校生になって僕もだんだん生意気になってきていた。長崎は階段や坂が多いので、おばあちゃんが転ばないように階段の上り下りを僕がおんぶしていた。思ったよりも軽いのがまた切ないなと思いながら」と振り返った。

 「自分でいうのもあれですけど、思ったよりも良い人なんですよ」という福山は「農家に嫁いできて、やったことない農業で子供を4人育てたっていうところをずっと尊敬していた。その大好きなおばあちゃんから小・中・高の頃ずっと言われていたのが、怒られたことはないんだけど“感謝よ”“我慢よ”と。この2つはずっと言われていました」と明かした。「今、振り返って思うんですけど、ばあちゃんなりに叱ってたんでしょうね。ばあちゃんの言葉は根っこにあります」としみじみと語った。

 言葉以外にも印象に残っている祖母の行動があるという。「みかん農家のおばあちゃんが、膝か腰を痛めて畑に行けないと母親から連絡があっておばあちゃんに電話したんです。“無理せんといて”ということを言ったら、“いや、行かんばいかんとさ。畑は毎日行かんばダメになってしまうけん”」と言われたという。福山は「それはわかるけど、畑をやるのもばあちゃんでしょ?ばあちゃんの体が動かなかったら、畑も手入れする人がおらんけん、ダメになるたい。だから休んだ方がよかよ、と生意気にも言ったわけですよ」と当時のやり取りを明かした。

 しかし、祖母は「いや、私は行く。畑が呼びよるけん」と答えたという。その時、福山は「詩的だと思ったのと、強い言葉と強い意志を感じた。その領域にいるんだと思って、結構その言葉が衝撃的だった。そこまでの決意が僕にあるかと問うたんです。果たして僕は膝や腰を痛め、ステージが呼んでいるからステージに立つんだというほどの強い意志を持って活動しているのかと自分に問うたわけですよ。そこまでに達してないなと思って。点なんですけど、ずっと線としてつながる、ばあちゃんの言葉」と明かした。

 亡き祖母への思いをつづったのが代表作の1つでもある「道標」。過去に自身のSNSに祖母の手と自身の手を並べた写真を投稿したことも紹介し、祖母への感謝の気持ちを示していた。

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