南部虎弾さん「痛い」「苦しい」「疲れた」聞いたことがない 悲報にギュウゾウ、ダチョウ倶楽部が涙

[ 2024年1月22日 05:30 ]

南部虎弾さん死去

86年、本紙インタビューに答える4人時代のダチョウ倶楽部(上から)肥後克広、南部虎弾さん、寺門ジモン、上島竜兵さん

 南部さんは1985年にデビューしたダチョウ倶楽部の初代リーダーだった。肥後克広(60)と寺門ジモン(61)は突然の訃報に悲しみに暮れた。

 肥後は「4人でデビューした戦友です」と追悼。「夜中に電話してきて“ビー玉飲めるか?”断るとブチギレ」と当時のやりとりを明かしながら「本当にパワフルでめちゃくちゃで天才で鬼才な芸人」と振り返った。寺門は「デビュー当時一緒にパフォーマンス芸人的なネタを作り、頑張っていたのが昨日のことのような、それほどインパクトのある方でした」としのび「天国でも皆さんを盛り上げてくれるでしょうね」と思いをはせた。南部さんが死去した20日は、2022年に死去した上島竜兵さんの誕生日でもあった。

 南部さんは87年に脱退。自身を除く3人がダチョウ倶楽部としてテレビ出演しているのを見て自分が“クビ”になったことを知ったと後に明かしている。

 電撃ネットワークのギュウゾウ(59)も本紙の取材に応じ「怪人中の怪人だった」と南部さんを悼んだ。「パフォーマンスで白塗りになった時、そのまま電車に乗って帰ってしまった。世間の常識とは違う次元で生きた人でした」と振り返った。過激な芸で知られたが「“痛い、苦しい、疲れた”と話していることを聞いたことがない」と常人離れした体力や精神力を称えた。

 ダンナ小柳(55)も、南部さんの芸に対する強いこだわりを証言した。「鼻の穴をつないで蛇を通したいと真顔で言っていた」としみじみ。過激さに若手がおびえることもあったが、小柳は「南部ちゃんは上野のパンダだと思え。珍しい動物だと思え」と諭し、間を取り持っていたという。「サラリーマンは1日8時間は働く。我々も最低1日8時間はお笑いのことを本気で考える」と南部さんが人を楽しませることに本気で向かい合っていた日々を懐かしんだ。

 ≪「ストイックで愛あった」若手メンバーも悲痛≫電撃ネットワークの“若手班”3人も突然の別れとなった南部さんをしのんだ。今日元気(35)は本紙の取材に「仕事に対してはストイックで、褒められたことはないがその中に愛があった」と追悼。「個人的には一度でいいから褒めてほしかった」と語った。ランディー・ヲ様(46)は自身のSNSを更新。ツーショット写真とともに「先ほどお見送りしてきました。顔見たら寝てるだけの顔ですっきり。ただこの先虎パパのお仕置きなしで成長できるか不安。まだまだ足りなかったのに」とつづった。関係者によると、リチャード・ジョーダン(33)も遺体と対面をしたという。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2024年1月22日のニュース