将棋連盟の羽生善治会長 王将戦前夜祭あいさつ「申し訳ありません」謝罪から入り、会場の笑い誘う

[ 2024年1月6日 19:00 ]

<第73期ALSOK杯王将戦第一局・前日>前夜祭で笑顔を見せる日本将棋連盟・羽生会長(撮影・藤山 由理)
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 将棋の藤井聡太王将(21)=8冠=に菅井竜也八段(31)が挑戦する第73期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負の第1局が栃木県大田原市の「ホテル花月」で7日から始まるのを前にした6日、同市内で前夜祭が行われた。この日は、日本将棋連盟会長の羽生善治九段(53)も出席。羽生九段はステージ上で「大変申し訳ありませんでした」と異例の謝罪をし、会場の笑いをさらった。

 羽生は前期の王将戦に挑戦者として登場。当時史上最年少5冠だった藤井と、永世7冠の資格を持つレジェンド・羽生による世紀の対決として注目された。激闘の末、4勝2敗で藤井が王将位を防衛。第6局で決着したが、第7局の対局会場だった大田原市での開催はなくなった。羽生は当時を振り返り、「昨年はこの場所で対局することができず、大変申し訳ありませんでした」と苦笑い。観客は笑い声を上げ、温かい空気に包まれた。

 羽生は今回の両対局者についても言及。「藤井さんは昨年全部のタイトルを獲得され、結果も内容も素晴らしいものだった。菅井さんは力強い振り飛車党のイメージ。2日制で2人が対局するのは初めてだと思う。将棋はたくさんの可能性を秘めているので、私自身も1人の棋士として、明日の対局を楽しみにしています」と語った。

 前夜祭には、市民や県内外のファンら約700人が参加した。

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