谷原章介 生活保護“毎日1000円”手渡しに私見「受給者はより自己否定をする気持ちが強くなるのでは」

[ 2023年11月23日 08:38 ]

谷原章介
Photo By スポニチ

 俳優の谷原章介(51)が23日、MCを務めるフジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。群馬県桐生市が同市の50代男性に生活保護費をまとめて支給せず、1日1000円ずつ手渡ししていたとして、群馬司法書士会が市に改善を要請したことについて言及した。

 群馬司法書士会によると、心不全や糖尿病を患い職を失った男性は7月に生活保護を申請し、8月から受給が決まった。市は男性に毎日市役所に来るよう求め、月―木曜は1000円、金曜は週末分を合わせた3000円を窓口で手渡ししていた。本来は月約7万円が支給されるのに、計3万円程度しか受け取っておらず、未支給分があることも説明されていなかったという。男性は10月に司法書士とともに市福祉事務所を訪れ、未支給分の約13万円を受け取った。

 要請書は「生活保護法や憲法に反するもので、責任は甚大」などと指摘した。厚生労働省保護課によると、生活保護費の支給方法に規定はないが、1カ月分をまとめて支給するのが一般的という。

 谷原は「全く理解ができないですよね。VTRの取材(男性のインタビュー)通りだとすると、本来、この生活保護費っていうのは4分の3が国、4分の1が地方自治体。仮に本当に半分しか渡していないんだとしたら自治体の裁量を超えて渡していないとしか思えませんし、プラス本当に(市役所の主張の)同意を得ていたんだとするんであれば、なんで実際に受給をしていた方が“1000円では暮らせない”と言ったと主張しているのか。全く食い違っていますよね」と指摘。「ただでさえ、いろんな物価が上がっている中、生活本当に苦しいと思いますし、日本はそもそも本来は受給してもいい方たちがなかなか遠慮して申請しない方も凄く多いわけじゃないですか。こうして受給している時点でどっちかというと申し訳ないという気持ちを抱いている方がこういう形になって、毎日ハローワークに行かないと1000円もらえないみたいなことになると、より自己否定をする気持ちが強くなるんじゃないかと思う。心配ですよね」と自身の考えを話した。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年11月23日のニュース