鈴木おさむ氏 スマスマ撮影秘話「メンバーがガチ怒りしちゃって…」 世界的歌手のサプライズ出演に奔走

[ 2023年11月19日 16:03 ]

放送作家の鈴木おさむ氏
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 放送作家の鈴木おさむ氏(51)が19日までにプロデューサーで演出家の佐久間宣行氏(47)のYouTubeチャンネルに出演。「鈴木おさむが目撃した伝説の瞬間 ベスト10」として、これまで芸能界で目撃した印象的な出来事を発表した。

 第6位として挙げたのが、かつて手掛けたフジテレビ「SMAP×SMAP」にマイケル・ジャクソンが出演した時のこと。

 当時、マイケルがプライベートで来日していることをニュースで知った鈴木氏は「チャンスなんじゃないの」とプロデューサーに声をかけ、即交渉に入った。間に入っている人を見つけ出したが、その人はマイケルに直接話すチャンスがなく「ストーカーみたいに張りつくんですよ。そしたら、言えるチャンスがあって、スケジュール的には大丈夫だと。寝ないでずっと張り付いてた」と回想。

 すぐにギャラ交渉に入ることになったが、「その週に出なきゃいけないんですよね。2日後に。そこでギャラ交渉が始まるってシビれますねえ!」と佐久間氏は苦笑。

 「数百万から言っていくんです。(間に入っている人が)マイケルに聞いてくるって。そしたら『Noだ』って」と駆け引きを繰り返し「どんどん上がってって1000万超えたんです。1000万超えたたらもう番組予算じゃない。その時、フジテレビってかっこいいなと思ったのが、フジテレビに連絡したら『マイケル・ジャクソンの映像がフジテレビに残るんだったら、もうこれは制作費じゃなくフジテレビから払う』って」と、特別措置がとられたという。

 交渉中、トイレにたったスタッフが、間に入っていた人物がのんびりタバコを吸っている所を目撃。「(値段を)聞きに行ってなかったんですよ!自分で値段を上げてるだけで。戻ってきたら、『うん、マイケルOKだって言ってる』って。お前だろ、値段上げてたの!って」と憤慨。まさかの事態に見舞われながらも、マイケルの出演を勝ち取った。

 出演は決まったものの、そこかがらさあ大変。「当時、TMCスタジオ(での収録)だったんですよ。本当にマイケルが世田谷通りを通って来るのかと。でも、マイケルは向かってるって。その間にSMAPの新曲の収録ってやってんですけど。SMAPには内緒にしたかったので、(時間稼ぎのため)普段絶対大きいなにバカなミスが連発するんですよ。もう1回カメラのミスでしたとか言うんだけど、メンバーがガチ怒りしちゃって…」と苦笑。サプライズのためとは言え、2時間以上SMAPを待たせることになった。

 綱渡りの中、「『マイケルが世田谷通りを通りました!』って、『じゃあもう1回ミス!』とか言いながら」と伸ばしに伸ばし「どんどん空気悪くなって。なんだよ!みたいな怒って、もうやばいって時にマイケルが来た」とようやく待望のマイケルが到着した。

 しかし、一難去ってまた一難。「その時、マイケルが好きなものがケンタッキーだったんですけど。お付きの人が楽屋にケンタッキーを置いてますって言うから、楽屋入ってケンタッキー食っちゃったんですよ!」とフライドチキンを食べるため楽屋にこもってしまったという。「SMAP待たせてるのに、ケンタッキータイムが20分くらいあって…誰だケンタッキー置いたの!とかなっちゃって」と、現場は爆発寸前だったという。

 それでも好物を食べ終えたマイケルが登場すると「すべてが吹っ飛んで、うわー!マイケルだー!ってなってた」とサプライズが成功し、一安心したという。

 また、当時番組で使われていた音楽セットは最新鋭で「ブラックアイドピーズが感動して、そのセットでPVを撮影したりしたんですけど。マイケルは『ハウマッチ?』って聞いてましたね」とさすがのレジェンドというエピソードも披露した。

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