鈴木おさむ氏 衝撃の「沢尻エリカ降板事件」明かす あの騒動の数時間後に…「あの日に断られたのなら」

[ 2023年11月19日 15:15 ]

放送作家の鈴木おさむ氏
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 放送作家の鈴木おさむ氏(51)が19日までにプロデューサーで演出家の佐久間宣行氏(47)のYouTubeチャンネルに出演。「鈴木おさむが目撃した伝説の瞬間 ベスト10」として、これまで芸能界で目撃した印象的な出来事を発表した。

 第9位に挙げたのが「沢尻エリカ降板事件」。2008年、自身が執筆した同名小説が原作となった映画「ハンサム★スーツ」の脚本を担当。俳優の谷原章介、塚地武雅、北川景子らが出演した。

 当時のキャスティング裏話として「あれはもともと、女性の1番手候補が北川景子ちゃんだったんです。ちょうど深夜のドラマで主役になったりという時期で。北川景子ちゃんいいなと思ってオファーしたんです。そしたら撮影期間に別のドラマが入っててダメだった」と北川の起用はかなわなかった。

 そんな中、当時ブレークしていた女優の沢尻エリカが台本を目にしたといい「『面白い』って言ってると。ホント?じゃあそれでやろうよ!って」と鈴木氏らも喜んで準備に取り掛かった。

 だが「ちょうどその時、噂の彼氏と付き合い始めたんですよ。ハイパーさん」。沢尻がハイパークリエーター・高城剛氏と交際し始めた時期が重なり「俺はちょっと大丈夫かなって思ったんですけど。そしたら撮影2カ月前にプロデューサーから『沢尻さんが台本で思うことがあるから会いたいって言ってます』って言われて」と嫌な予感が的中した。

 同作を手掛けた英勉監督と鈴木氏、プロデューサーの3人で沢尻のもとを訪れると「沢尻さんがそこに座ってて、笑顔もなく。ヤバいな…と。それで聞いたら『私のコメディセンスとこの脚本にズレが出てきた』と。僕、その言葉を聞いた瞬間に終わったと思って。これを覆すのは無理だと。センス全体の話で、要は嫌だと」。プロデューサーと監督が必死で説得したが、反論されてしまったという。

 結局「案の定断ってきて。事務所が申し訳ないって、結果撮影ずらしたんですけど。北川さんを無理くり入れてくれて」と結果的に当初オファーした北川の起用がかなった。

 しかも「断られた日、ニュース見たら、やたら沢尻さんが取り上げられてる。『別に』の後だったんです。別にって言った数時間後に僕、仕事断られたんです。あの日に断られたんだったらいいやって」。映画の舞台あいさつで「別に」と答えて世間から大バッシングを浴びた騒動の後だったと語った。

 この話には後日談があり、当時同席していたマネジャーについて「これは初めて言うんですけど、その時のマネジャーさんが、のちに『ももクロ』をやる川上さんだったんです。川上さんがめちゃくちゃもう土下座並みに謝ってたんですよ。謝ってるその姿がすごい素晴らしかったんですけど…その姿を僕は見ていたので、ももクロが売れた時、プロデューサーとあれ、川上さんですよね?って。たぶん川上さんはあの時の悔しい思いを晴らして、ももクロを売ったんじゃないかなって」と謝り倒していたマネジャーの心中を察した。

 「その後、川上さんにお会いしてないんですけど、もしお会いしたらもう本当にハグしたい!」と語り、笑いを誘っていた。

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