鈴木おさむ氏「仕事を楽しいと思ったことは一度もなかった」本音 妻・大島美幸の一言が決断のきっかけに

[ 2023年10月13日 13:52 ]

放送作家の鈴木おさむ氏
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 来年3月31日をもって放送作家、脚本家としての仕事を廃業すると発表した放送作家の鈴木おさむ氏(51)が13日、パーソナリティーを務めるTOKYO FM「JUMP UP MELODIES」(金曜後1・00)に出演。仕事への本音を打ち明けた。

 鈴木氏は12日、SNSを通じ「来年2024年3月31日で32年やってきた放送作家業を辞めることにしました。脚本業も辞めます」と来年3月末での放送作家、脚本家としての仕事を廃業すると報告していた。

 この日、ラジオで自身の口で廃業を報告。廃業を決断したきっかけの一つに、妻でお笑いトリオ「森三中」大島美幸の言葉があったという。

 自身のブログで、妻の「妊活休業」にも影響されたと明かしていた鈴木氏。そんな大島が、ある時「お金にこだわると目の前の事しか見えなくなるんだよな」とつぶやいたと明かし、「この言葉に、ハッとして。ありがたいことにお金もいただきましたし、ものすごい収入も下がるし税金も凄いんだけど…51歳だから何とかなる」と決断。「新しいことも間に合うし、テレビ界もだんだんしんどくなってきて。自分がしがみつくより、新しいところに行って、今までのことを使いながら、新しいチャレンジができるなって」と、今後の展望を明かした。

 また、32年間の仕事人生について「この仕事を振り返ったときに、うれしいこと、感動すること、しびれること、やりがいもいっぱいありました。でも、振り返ったときに、仕事を一度も楽しいと思ったことがなかったんですね」と本音を吐露。「放送後の飲み会とかはもちろん楽しかったけど。仕事は常に緊張感があったし、テレビで言うと視聴率、数字とかを、凄く意識してやらないといけない。“当てて当然”とか、“成功させて当然”という世界の中にずっといたので」と、仕事への思いを告白。

 それでも、「でも、楽しむことができない中でやれてたって、めちゃくちゃ幸せだなって。そこだけ向いてやれてたってめちゃくちゃ幸せなことだし、間違いなくこの放送作家という仕事は、僕の天職だなと思いましたね」としみじみ。「天職だから、いい時に手放したい」と現在の晴れ晴れとした思いを語った。

  鈴木氏は1972年生まれ、千葉県出身。フジテレビ「夢で逢えたら」を見て放送作家を志し、19歳で放送作家としての仕事をスタート。「SMAP×SMAP」(フジテレビ)をはじめ、「サタ☆スマ」「おじゃMAP!!」(フジテレビ)「『ぷっ』すま」「SmaSTATION!!」(テレビ朝日)など、多くのSMAP関連番組に関わっていたことでも知られている。現在も、元SMAPのメンバーが出演する「ワルイコあつまれ」(NHK Eテレ)、「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS)、「中居正広のキャスターな会」(テレビ朝日)などを手掛けている。SMAPをはじめ、キャイ~ンやココリコなど多くの芸能人のブレーンも務めたほか、脚本家としてもドラマ「人にやさしく」など多くの作品を手掛けた。

 昨年、文藝春秋創刊100周年記念号に掲載された、SMAPのことについて書いた小説「20160118」も大きな話題を集めた。

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