BM社、国交省が調査の全34工場で不正 業界ジャーナリスト「出るべくして出たかなという印象」

[ 2023年10月13日 08:51 ]

フジテレビ社屋
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 自動車生活ジャーナリストの加藤久美子氏が13日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)にVTR出演。不正な自動車整備をしていた疑いが強まったとして、国土交通省が道路運送車両法に基づき7月に一斉立ち入り検査した中古車販売大手ビッグモーターの全国34工場に行政処分を科す方針を固めたことについてコメントした。

 検査した34工場すべてで不正が判明、うち12工場は民間車検場の指定を取り消す最も重い処分になる見通し。ビッグモーター側の意見を聞く「聴聞」の手続きを13日に公示し、その際に処分内容を公表する方針。各地の地方運輸局で近く聴聞を実施し、反論がなければ早い時期に処分が確定する。

 国交省は7月28日、全国24都道府県の34工場を一斉立ち入り検査。いずれも6月に外部弁護士がまとめた調査報告書で、故意に車を傷つけて修理の範囲を拡大させたり、実際にはない損傷があると誤認させる写真を撮影したりして、不適切な保険金請求をしていたと指摘されていた。

 加藤氏は「出るべくして出たかなという印象はあります。疑わしいと言いますか、もともと名前が出ていた34カ所が選ばれて国交省が立ち入り検査に入ったということなので、指定工場というのは、そもそも国の代わりに整備をして車検を通しますよと、そういう資格を与えられている。そこで不正があるということは、もう国を裏切る、国家を裏切るのと同じこと」と指摘。

 ほかの工場にも調査が広がっていく可能性に言及し「不正行為をしているにもかかわらず、34の中には入ってない工場がいくつかあると思います。整備関係担当の元社員の方とかからいろいろ話を聞いてますので、これから出てくるんじゃないかなと思います」と推察した。

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