岐路に立つ“帝国” ジャニーズ事務所 ジュリー社長退けば同族経営の継続は困難

[ 2023年8月30日 04:05 ]

会見を行う再発防止特別チーム(左から)飛鳥井氏、林氏、斎藤氏
Photo By スポニチ

 ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川前社長(2019年死去)による性加害問題の調査をしていた外部専門家による「再発防止特別チーム」が29日、都内で会見し、調査報告書を公表した。ジャニー氏の性加害を「事実」と認定。問題の背景には同族経営の弊害があるとし、再建に向けてめいの藤島ジュリー景子現社長(57)の辞任を提言した。これを受けてジュリー氏が辞任すれば、関わってきたタレントの今後にも影響が及ぶことは不可避。ジャニーズ事務所の解体が現実味を帯びてきた。

 同族経営を引き継いだジュリー氏だが、現在、同族は2人しかいない。19年に叔父のジャニー氏が亡くなり、母親のメリーさんも21年に亡くなった。今いるジュリー氏の血縁者は、元夫との間にもうけた娘だけ。その娘も経営に携われる年齢ではない。ジュリー氏が社長の座を退けば、同族経営の継続は困難だ。創業きょうだいが築いた“帝国”が岐路に立たされている。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年8月30日のニュース