西野亮廣 人生を大きく変えたタモリからの言葉「急に呼び出されて」 絵本を始めた本当のワケ

[ 2023年8月30日 12:14 ]

「キングコング」の西野亮廣
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 絵本作家としても活躍するお笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣(43)が29日放送のテレビ朝日「証言者バラエティ アンタウォッチマン!」(火曜後11・45)にゲスト出演。絵本作家としてのきっかけとなったタモリ(78)の言葉を明かす場面があった。

 1999年に梶原雄太と「キングコング」を結成し、結成2年でM―1グランプリ決勝進出。2001年にはフジテレビ「はねるのトびら」が放送開始し、人気者に。その後、絵を描き始め、09年には絵本デビュー作「Dr.インクの星空キネマ」を発表した。その後、4作目となった「えんとつ町のプペル」(16年)が5000部でヒットと呼ばれる絵本業界で異例の70万部超の大ヒット。映画も観客動員数197万人、興行収入27億円を記録し、その後、ミュージカル、歌舞伎にもなり、今年9月にはバレエにもなるほど。

 西野をよく知る人物として登場したプロデューサーの佐久間宣行氏は「絵本を書き始めた瞬間をはっきり覚えていて、そのころはまだ細いペンでガリガリ描いて、毎日楽屋で描いて、それ持って、ロケ場所からロケ場所までマラソンで行くんですよ。基本的には毎日10キロ走ってるんで。最初に見た絵本は細密画みたいで凄いクオリティーだけど、凄く素敵な絵本だったけど、そこまで売れたわけじゃない、かけた時間の割には。それをどんどん改善していきながら、結果出していったのは凄いなって思う」と絵の才能はもちろん、努力を続ける才能が光っていたと証言した。

 そんな中、そもそも絵を描くきっかけとなったのがタモリからの言葉だったという。タモリとはレギュラー出演していたフジテレビ「笑っていいとも!」での共演で交流があったというが、「自分もそれまで絵とか描いたことなかったので、絵が得意だったからじゃないんです」と西野。ある日、「急に呼び出されて“飲みに行くぞ”って。僕からすると、神妙な面持ちでもう第一声で“お前、絵を描け”って」と意外な言葉を投げかけられたという。

 突然の言葉をかけた理由を後にタモリに聞いたそうで「お前は絵が描けるようになるから描け」「その性格だったら描けるようになる」という意味だったといい、タモリはまさに努力を続ける才能を認めていたことが分かった。

 ただ、タモリから言われた“絵”の中でも西野は絵本を選んだ。その理由は「本当に世界を穫ろうと思ったんです。絵をきっかけに本当に世界を穫りにいこうと思ったんです」と告白。「それで、考えた時に、大資本300億円かけられてしまうとか、そういうゲームにいっちゃうと勝ち目はない。ぶっちゃけディズニーが絵本を作るって言っても、絵本の1ページに100億円かけることは無理。ここだったらフェアに行けるかも!というのでやった。セレブがセレブの力を使えない場所(が絵本だった)。絵と言われたときに、そこに絞ったほうがいいんじゃないかと、それでした」と話した。

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