再発防止特別チーム 性加害問題は「ジュリー氏は知らなかった可能性が高いという方もいた」

[ 2023年8月30日 04:02 ]

<ジャニーズ事務所再発防止特別チーム会見>会見を行う再発防止特別チームの林眞琴氏(撮影・藤山 由理)
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 ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川前社長(2019年死去)による性加害問題の調査をしていた外部専門家による「再発防止特別チーム」が29日、都内で会見し、調査報告書を公表した。ジャニー氏の性加害を「事実」と認定。問題の背景には同族経営の弊害があるとし、再建に向けてめいの藤島ジュリー景子現社長(57)の辞任を提言した。

 会見の一問一答は次の通り。
 ――メディアの調査はなぜしなかった?
 林真琴氏(弁護士)「事務所として再発防止策を提言するチーム。メディアの責任そのものを調査、評価する立場にはない。マスメディアから強い報道や批判が出ていれば、事務所が対応を変えたかもしれない。性加害が長期にわたり改めなかった背景にマスメディアの沈黙という状況が関係したと認定している」

 ――事務所にどのように対応してほしい?
 林氏「(提言)全てを実施していただきたい」

 ――現役の方へのヒアリングは?
 飛鳥井望氏(精神科医)「2人に行った。被害者ではない」

 ――事務所がJr.を合宿所に送っていた点について?
 飛鳥井氏「一種の密室のようになっていた。メリー氏は事実確認せず、隠蔽してきた。事実や疑惑を知っていた一部の人は、2人の絶対的権力者に物申したりいさめたりせず、自身の義務を怠った」

 ――事務所の名称の変更は?
 林氏「提言を受けたジャニーズ事務所が考えること」

 ――被害者は数百人に及ぶと複数の証言があるというが。
 飛鳥井氏「被害は長期にわたるので不自然な数ではない」

 ――証言の事実認定はどのように行った?
 林氏「ジャニー氏が誰に対して、いつ、どういう性加害をどこでしたかまでは認定していない。もとより、こういう形の、こういうタイプの性加害がどのくらいの期間続いていたのかなどを概括的に事実認定した」

 ――ジュリー社長が5月の動画で「知りませんでした」などと話したことへの認識は?
 林氏「ジュリー氏は、ジャニー氏による性加害があったと考えるようになったのは、実際に(カウアン・)オカモト氏の話を聞いてからと供述している。調査でもジャニー氏存命の時から性加害を認識していたはずと認定できる資料、供述は得られなかった。ヒアリングした被害者の中には、むしろそのときの状況からして、知らなかった可能性が高いという方もいた」

 ――どこが一番大きな原因?
 飛鳥井氏「根本はジャニー氏の性嗜好(しこう)。拡大はメリー氏の放置と隠蔽が大きかった。さらに強い立場のジャニー氏と弱い立場のタレント志望者という権力構造。それぞれが相互作用して被害が長期化した」

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