タモリ 坂道への興味は渋谷を走るあの電車「地下を走ってたのが、渋谷という谷に差し掛かると空中に」

[ 2023年5月31日 15:58 ]

第60回ギャラクシー賞贈賞式に出席したタモリ(撮影・佐藤萌花)
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 タレントのタモリ(77)が31日、都内ホテルで、優れた放送に贈られる第60回ギャラクシー賞(放送批評懇談会主催)の贈賞式に出席し、坂道に興味を持ったきっかけを明かした。

 タモリは2022年度の「放送批評懇談会60周年記念賞」を受賞。今年4月で41年の歴史に幕を閉じた、テレビ朝日系深夜番組「タモリ倶楽部」や、現在も放送中のNHK「ブラタモリ」など、探究心や知的好奇心を刺激する数々の番組に携わった功績などが高く評価された。選考理由は「半世紀近く常にテレビやラジオの第一線で活躍してきた放送界への多大な貢献は、当会の60年におよぶ批評活動を記念して贈る賞にまさにふさわしく、心からの敬意を表するもの」。

 その博学ぶりに、タモリは「過大評価です」と恐縮したが、司会のフリーアナウンサー長野智子からは、会場のある渋谷にまつわる質問をされた。「渋谷の街、坂道が多くて、坂道でご存じなことがあったら教えていただけませんか?」。

 するとタモリは、東京メトロ(旧・営団地下鉄)銀座線の駅を引き合いに、「それを言うと『ブラタモリ』になるんですけどね」と語った。福岡から大学進学で上京してきたタモリは、「友達と一緒に銀座線に乗ろうと思った。渋谷は銀座線しか地下鉄なかった。あらゆる地下に行っても、地下鉄の乗り場がないんですよ」。銀座線の渋谷駅は、地上駅よりも遥か上方を走っており、「ふと見ると空中が地下鉄が走ってる。空中走るの?という驚きから、東京の坂道に興味を持つようになったんです。青山通りの地下を走ってたのが、渋谷という谷に差し掛かると、空中になるということが、“すごい。こんなところを通るんだ、東京は”と思って、坂道に興味を持ちましたね」と、若き日を思い出しながら語り、出席者らを感心させていた。

 ギャラクシー賞は日本の放送文化の向上のため、優秀な番組や個人、団体をたたえる賞で、1963年に創設され、今年で60周年の節目を迎えた。対象は昨年4月1日~今年3月31日までの作品、個人、団体。

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