TBSラジオ社長　綾小路翔番組でのスタッフによるメール捏造を謝罪「深くお詫び」　処分は「考えず」

東京・赤坂のTBS
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　TBSラジオの三村孝成社長が31日、東京・赤坂の同局で定例会見を行い、ロックバンド「氣志團」のボーカル・綾小路翔（年齢非公表）がパーソナリティーを務める番組「俺達には土曜日しかない」（土曜深夜0時）にてスタッフによるリスナーメールの捏造があったことについて改めて謝罪した。

　三村社長は「本当に番組をお楽しみいただいているリスナーの皆さま、パーソナリティーの綾小路翔さん、番組を支援いただいているスポンサー、関係の皆さまの信頼を損ねる行為であったと深く反省し、お詫びします」と陳謝。そのうえで「私も今回の件を重く受け止めておりまして、社員集会を開いて、または社外のの制作者に対しても、このような行為が二度と起きないよう、徹底しております」と再発防止を誓った。

　今回の“捏造”が起こった経緯については「（本人の）説明もそうですが、会社としても原因を調べた」とし、「この番組はリスナーの悩みにリスナーが答えるという建付け。あるリスナーのの悩みを解決するために、リスナーからの回答が同じような内容が多かったため、スタッフはバリエーションを出すために書いてしまった」と説明した。また、スタッフへの処分に関しては「考えておりません」とした。

　4月30日、同局が公式サイトで謝罪文を掲載。4月22日放送の番組内で「ラジオネーム『サキピ』さんからのメールは、番組スタッフがリスナーを装って自作し、自ら採用していたものであることが判明しました」と説明。「また、それ以前にも同様のケースが、現時点で13件あったことが確認されました」と報告。「番組をお楽しみ頂いているリスナーの皆様、パーソナリティの綾小路　翔さん、番組を支援いただいているスポンサー及び関係者の皆様の信頼を損ねる行為であったこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪。「TBSラジオでは今回の件を重く受け止め、このような行為が二度と起きぬよう、徹底してまいります」と伝えた。

　綾小路も7日放送の同番組でこの問題に触れ「放送の中で作家さんによるメールの捏造が発覚した。それは絶対にあってはならないということでお詫びをさせていただいたということがありました」と今回の騒動について改めて説明。「1週間すごく自分もモヤモヤしておりました」と心境を吐露。「そもそもこの番組っていうのは、聞いてくれているみんなのモヤモヤを聞いてくれているみんなで解決しようという番組であるにも関わらず、何よりみんなをモヤモヤさせてしまったことを本当に深くお詫び申し上げたい」と謝罪した。