藤井王位 60手目の封じ手に73分投入 王位戦第5局第1日

[ 2022年9月6日 05:15 ]

 藤井聡太王位(20)の3勝、豊島将之九段(32)の1勝で迎えた将棋の第63期王位戦7番勝負第5局は5日、静岡県牧之原市の平田寺(へいでんじ)で第1日が指され、午後6時に後手の藤井が73分の長考後、60手目を封じて指し掛けとなった。

 戦型は今シリーズ5局連続の角換わり腰掛け銀。両者が自身の最下段に飛車を構えるバランス重視の布陣を敷いた。藤井が4筋に飛車を移動する趣向を見せると、豊島も同じ筋に飛車で迎撃。大駒同士が間接的ににらみあう緊張感あふれる序中盤となった。

 消費時間(各8時間持ち)は豊島が3時間21分、藤井が4時間8分。対局は6日午前9時に再開する。藤井が勝てば王位戦3連覇と同時にタイトル獲得数で節目の10期に到達する。

 《藤井はコロッケランチ》藤井の昼食は、その名もずばり「勝負メシ!藤吉郎風コロッケランチ」。牧之原市産の玉ねぎを使ったクリームコロッケがメインで、8月に同市内で行われた勝負メシプロジェクトで選考された品のひとつだ。

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2022年9月6日のニュース