テレ朝 早河洋社長・COO 兼務は「緊急事態の対応という形で暫定的」 6月の取締役会までに新体制

[ 2022年2月22日 15:28 ]

東京・六本木のテレビ朝日社屋
Photo By スポニチ

 テレビ朝日の早河洋社長・COO(78)は22日、オンラインによる定例会見で、経費の私的使用など社長として不適切な行為が確認されたとして亀山慶二前社長(63)が辞任し、自身が社長を兼務することについて言及した。

 今回の騒動について「今回の件をコーポレートガバナンスの企業統治上重大なものと捉えまして、引き続き、適正で的確なガバナンス体制、経営体制の向上に努めてまいります」とコメント。今回の事態を受け、早河氏が会長と社長を兼務する形となる。「私が暫定的に社長を兼務いたしますが、6月の取締役会までには新しい役員体制を構築する」とあくまでも暫定的な措置であるとしたうえで、「さまざまな形で社員とのコミュニケーションを図り、社員の人心の一新に努めてまいります」とした。

 5月の取締役会に7月以降の新体制の名簿を出す。その段階でプレスリリースを出すという。

 今回の措置について、早河氏は「現任の社長が突然、辞任せざるを得なかったということで、その時点で新しい社長を選任するのは事実上、不可能と判断。したがって、私が兼任して、緊急事態の対応という形で暫定的に任務を果たそうと」と経緯を説明した。

 亀山氏は1982年に全国朝日放送(現テレビ朝日)に入社。世界水泳の放送などを手掛けた。親会社のテレビ朝日ホールディングスも10日に取締役会を開き、亀山氏の取締役辞任の申し出を受理した。

続きを表示

2022年2月22日のニュース