和久井保さん死去　84歳　前川清、恩師に「感謝の気持ちしか出てきません」

和久井保氏（左）と前川清（1993年3月26日撮影）
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　前川清（72）や小柳ルミ子（68）の育ての親で、芸能プロダクション「ワクイ音楽事務所」社長の和久井保（わくい・たもつ）さんが23日午後、都内の自宅で死去した。84歳。東京都出身。葬儀・告別式は親族のみで行う。夫人によると、和久井さんは仕事に向かうため、シャワーを浴びた後、自室で着替え中に意識を失っていたという。

　和久井さんは渡辺プロダクションの1期生で、ザ・ピーナッツや小柳、内山田洋とクール・ファイブのマネジャーを担当。前川とともに独立し、最近では小林幸子（67）の出版会社の代表を小林と共同で務めていた。

　▽前川清の話　最近もお元気だったので、突然の訃報に驚いています。和久井さんにはクール・ファイブのメンバーと共に、仲間としてスタートから支えてもらい大変お世話になりました。普段はワーワーと賑やかな人でしたが、周りに迷惑を掛ける事が大嫌いな人で、以前から死ぬ時はスッといなくなるからと話していました。本当にその通りになって、和久井さんらしいなと思いますが残念でたまりません。今、何を思い出しても感謝の気持ちしか出てきません。今まで本当にありがとうございます。心よりご冥福をお祈りいたします。