小倉智昭氏 「サイゼリヤの社長が怒るのも分かります」政府の飲食をめぐる発信に

[ 2021年1月14日 09:12 ]

小倉智昭
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 キャスターの小倉智昭氏(73)が14日、MCを務めるフジテレビ「とくダネ!」(月~金曜前8・00)に出演。新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言による飲食店への営業時間短縮要請について言及した。

 番組では、西村康稔経済再生担当相が12日の記者会見で、「夜の飲酒を伴う食事の場面、会食の場面が感染を広げる大きな要因となってきており、特に(午後)8時以降の外出自粛をお願いしているが、昼食、ランチはみんなと一緒に食べてもリスクが低いわけではない」と述べたことを紹介。そして、政府の午後8時までの時短要請に応じているサイゼリヤの堀埜一成社長が13日の決算会見で、ランチでも感染リスクが高いと注意を呼びかけられたことについて「ランチがどうのこうのと言われて、ふざけんなよと」と言い、地域によっては大手飲食チェーンに補助金が出ていないとして「大手飲食チェーンで働いている人は多い。外食は、しゃれにならないぐらい追い込まれている可能性がある」と、大手への補助金の拡充を訴えたことなども伝えた。

 小倉氏は「飲食業会も8時までに切り上げてくれよって言われて、それじゃあ成り立たないから昼間の休みをとらないで、そこで何とか取り返そうと思っても、昼間もだめだって言われたら、サイゼリヤの社長が怒るのも分かります」と自身の見解を述べた。

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は13日の菅義偉首相の記者会見に同席した際に、飲食店への午後8時までの営業時間短縮に関し「これだけでは感染を下火にすることはできない」と指摘。外出自粛やテレワーク普及、イベントの人数制限と組み合わせる必要性を強調している。

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2021年1月14日のニュース