北村義浩教授 「今までの緩い水際対策というのはザル」菅首相のビジネス往来停止表明に

[ 2021年1月14日 12:19 ]

TBS社屋
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 感染者学の専門家で日本医科大学特任教授の北村義浩氏が14日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。菅義偉首相が13日の記者会見で、中国、韓国など11カ国・地域との間で例外的に認めているビジネス関係者の往来を一時停止すると表明したことに言及した。

 往来を菅首相は、これまでビジネス継続する意向を示していたが方針転換した。これにより全世界からの外国人の新規入国を原則認めないことになる。ビジネス関係者限定の短期滞在「ビジネストラック」を利用した日本人や在留資格保持者については、これまで条件付きで14日間の待機期間中も経済活動を認める緩和措置を取っていたが、今後は認めない。

 北村氏は「水際対策を厳格化したということは、今までは厳格ではなく緩くやってましたってこと。今までの緩い水際対策というのはザルですね、基本的には」と指摘。そして「そう言うと、検疫の方々に大変申し訳ないので…要するに厳格にやっていただたないと。例えば2週間、おうちにいてくださいねと言っても一人暮らしの方だったら食事に出ないといけない、少なくともコンビニで買ったりする。毎日、体調を電話でって言っても、その電話をどこからしているのかも分からない。ちゃんとやれば水際対策はちゃんといくんですけど、空港から出た先のところがあまりにも今まで緩すぎたっていう部分があるので、変異株はもう我々の日本国内にそこそこ潤沢に入ってきている可能性が高い」と自身の見解を述べた。

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2021年1月14日のニュース