目には涙 伊藤健太郎釈放「一生かけて償いたい」 湾岸署玄関で15秒頭下げ謝罪

[ 2020年10月31日 05:30 ]

謝罪の言葉を述べる伊藤(撮影・沢田 明徳)
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 東京都渋谷区の都道で乗用車を運転中にバイクに衝突し、現場から立ち去ったとして道交法違反(ひき逃げ)などの疑いで逮捕された俳優の伊藤健太郎(23)が30日、送検後に釈放された。東京地検が勾留請求しなかった。釈放時に伊藤は目に涙を浮かべ「被害者の方々に一生かけて償っていきたい」と謝罪。今後、警視庁は任意で捜査を続ける。

 午後8時すぎ、勾留先の警視庁東京湾岸署から釈放された。黒いスーツに黒いネクタイ姿。正面玄関前でマスクを外すと、報道陣に一礼し、目に涙を浮かべて「このたびは自分が起こしてしまった事故のせいでたくさんの方々にご迷惑をお掛けしてしまったことを深く反省しています」と謝罪。約15秒間、頭を下げた。

 さらに「自分のせいでケガをしてしまった被害者の方々にこれから僕自身、一生かけて償っていきたいと思いますし、これからどのように償っていくべきか、しっかりと向き合って考えていきたいと思います」と約20秒間、頭を下げ続けた。報道陣の「なぜ逃げた」「ファンにひと言」などの質問には応じることなく、関係者が運転する車に乗り込む直前にも頭を下げて署を後にした。

 この日の午前9時すぎに送検された際には、車内でグレーのスエット姿でうつむいていた。東京地検は逃亡や証拠隠滅の恐れがないと判断し伊藤の勾留を請求しなかった。

 伊藤が新たに「ひいたことは分かっていた」という趣旨の供述をしていたことも分かった。事故を起こした認識があった上で逃亡したことになるため、被害者を救護する義務を怠った道交法違反(ひき逃げ)罪が成立する大きな証拠となりそうだ。

 ひき逃げ後の詳細も明らかになってきた。伊藤はバイクに乗っていた男女2人を自家用車ではねた後、減速することなく逃走。直近のカーブで左折し、赤信号のため停車したところ、クラクションを鳴らして追跡してきた後続車に道をふさがれ、進行を阻止されていたことが判明した。伊藤は車に乗ったまま、その運転手に説得され、百数十メートル離れた事故現場に約3分後に戻った。

 釈放となったが、任意の捜査は続く。法曹関係者は「ひき逃げで不起訴は基本的にありえない。勾留期限に縛られることがないため、起訴が年明けになる可能性もある」と説明する。逃亡したことで、事故を事件にしてしまった伊藤。その代償はあまりにも大きい。

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