「有吉くんの正直さんぽ」玄田哲章 増岡弘さん後任の新ナレーターに決定「身を引き締め」重厚&上品な声

[ 2020年10月31日 06:00 ]

フジテレビ「有吉くんの正直さんぽ」の新ナレーターに決定した玄田哲章
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 映画「ターミネーター」シリーズをはじめとした米俳優アーノルド・シュワルツェネッガー(73)の吹き替えやアニメ「笑ゥせぇるすまんNNEW」「クレヨンしんちゃん」などで知られる声優の玄田哲章(72)が、今年3月に亡くなった声優の増岡弘さん(享年83)の後任としてフジテレビの散策番組「有吉くんの正直さんぽ」(隔週土曜正午)の新ナレーターに決定した。このほど収録を行い、10月31日放送分から登場する。

 お笑い芸人の有吉弘行(46)と同局の生野陽子アナウンサー(36)がレギュラーを務め、2012年4月にスタート。フジテレビ「サザエさん」のフグ田マスオ役、日本テレビ「それいけ!アンパンマン」のジャムおじさん役などで知られた増岡さんは番組開始時から約8年間ナレーションを担当。優しい声で番組を彩ってきたが、今年1月25日放送回(東京・大井町)が最後になった。体調不良による休演時や増岡さん亡き後は常連ゲストらがバトンをつないできた。

 「笑ゥせぇるすまんNEW」の喪黒福造役、「クレヨンしんちゃん」のアクション仮面役などで知られる玄田は「『えーっ!?』という感じで驚きました。ナレーションはいろいろやってきましたが、まず、どうしたらいいのか?と思いましたが、『現場で作っていくしかないかな』と臨みました。増岡弘大先輩はじめ、(ピンチヒッターの)いろいろな方々がこれまで作ってきた番組ですから、それを生かしつつ、何とか僕なりにやっていけたらいいなと思いました」とオファーへの心境。

 初回収録は「アップアップでした」と振り返るが「初回でしたので『とにかくやってみるっきゃない!』と思い、一生懸命やらせていただきました。僕の大先輩の増岡さんの後を引き継ぐという形なので、かなり自分では身を引き締めて、これからもどんどん新しい情報を皆さんと楽しく共有していきたいなと思ってます」と決意を新たにした。

 プロデューサーの永盛健之氏(オフィスながも)は「芸能界でベテランの域に入って来た有吉さんを“有吉くん”と呼んでも違和感のない重厚さと上品な声を持つ玄田さんにお願いしました」と起用理由を説明。「さらに玄田さんは、番組の緩さを引き立ててくれるコミカルな声にもさまざまなバリエーションをお持ちなので、のんびりしがちな出演者たちにいろいろなパターンのツッコミを入れて番組をパワーアップさせていただきたいです」と期待している。

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2020年10月31日のニュース