叡王戦 新主催者に不二家、メディア以外の企業で初 チェスクロック4時間固定の5番勝負に

[ 2020年10月29日 15:27 ]

叡王戦の新主催者となった不二家のペコちゃん(左)は豊島叡王の扇子を手にPR。右はポコちゃん(撮影・我満 晴朗)
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 日本将棋連盟は29日、8タイトル戦の一つ「叡王戦」の新主催者が菓子メーカーの「不二家」に決まったと発表した。メディア以外の企業がタイトル戦を主催するのは史上初。

 前期(第5期)までは持ち時間変動制の7番勝負だったが、チェスクロック4時間固定の5番勝負に変更した。全棋士参加の段位別予選を31日から行い、成績上位者12人と前期4強の計16人で本戦トーナメントを実施。勝者が来年7月下旬開幕の5番勝負で豊島将之叡王(30)と5番勝負に挑む。藤井聡太2冠(18)が史上最年少3冠を獲得する可能性を持つタイトル戦にもなった。

 都内で会見した不二家の河村宣行社長は「将棋の幅広いファンに不二家のお菓子を知ってもらいたい」とPR。ひふみ(投資信託)とSBI証券が特別協賛となり、中継はインターネットTVのアベマが有力だ。

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