堀ちえみ 山中伸弥氏の言葉に涙止まらず「がんに皆が打ち勝てるような時代が来ることを…」

[ 2020年2月4日 17:26 ]

タレントの堀ちえみ
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 昨年2月に舌がん、同年4月には食道がんの手術を受けたタレントの堀ちえみ(52)が4日、日本テレビ「news every.」(月~金曜後3・50)に生出演。2016年10月に胆管細胞がんのため53歳で亡くなった“ミスター・ラグビー”平尾誠二氏と、親友だった京都大iPS細胞研究所所長・山中伸弥氏(57)の交流を振り返るVTRに涙が止まらなくなる場面があった。

 2月4日が「世界がんデー」とあって特別編成となった同番組。藤井貴彦(48)、鈴江奈々(39)両キャスターを相手に闘病やリハビリについて「味覚の障害は私はそんなにないと自覚しています」「家族が皆厳しいんですよ。私が努力をしているのは当たり前だと。皆、努力はしてるんだと。ここからどうやって楽に生きているかを考えていかないとっていうことを主人を筆頭に子どもたちからも言われて…だから悲しむ暇もなかった」などと時折笑顔も見せながら話した堀。「公表するにあたって大変私も悩みましたけれどど、私が早期発見できなかったという悔やみが自分の中にありましたので、私が公表することによって何か少しでも、それが小さな種でもいいから検査をしようという気持ちになっていただきたいし、またがんになって苦しい思いをしていらっしゃるたくさんの皆さんに諦めないでという気持ちでいっぱいです」とメッセージを発した。

 また、1滴の尿や血液があればできるという最新のがん検査について取り上げた際には「まさか自分の体の中にガンが潜んでいるとは私も思ってもみなかった。発見が遅くなることを考えればとても有効的だと思う」とコメント。この治療では約15種類のがんが分かるものの部位が特定できないため患者の心理的、経済的負担になる可能性もあるとされるが「それでも命のことを考えたら、生きるためにどうするかを考えなければ…」と話した。

 そして「がん治療にiPS細胞を活用したいと以前よりも強く思うようになっています」と話す山中氏と生前の平尾氏の交流の様子や、山中氏が告別式で「君のことを助けることができなくて本当にごめんなさい」と読んだ弔辞などのVTRが流れると、堀は大粒の涙。「がんって、苦しんでる…今も苦しんでる人が本当にたくさんいて。病院でも多分たくさんの方がご覧になっていらっしゃると思いますけれども、本当にいいお薬が一日でも早く…。いろんなことをクリアして新薬ができて、がんに皆が打ち勝てるような時代が来ることを切に願います」と涙をぬぐった。

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2020年2月4日のニュース