宮迫 来春再出発 YouTuber&飲食店プロデュース“二足のわらじ”プラン

[ 2019年12月18日 09:30 ]

激動2019 芸能編(2) 

7月、涙ながら会見する宮迫博之(左)と田村亮
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 特殊詐欺グループとの間で闇営業を行い、吉本興業の芸人13人が謹慎処分となった騒動は、いまだに尾を引いている。会見で会社側のパワハラ疑惑を糾弾した雨上がり決死隊の宮迫博之(49)とロンドンブーツ1号2号の田村亮(47)は現在も活動休止のままだ。宮迫はユーチューバーと飲食店プロデュースの“二足のわらじ”を検討中。亮の復帰を待って来春にも芸能活動を再開することが濃厚だが果たして…。

 闇営業騒動で謹慎処分を受けた11人の芸人が8月に復帰した中、今後の去就が不透明なのが宮迫と亮だ。宮迫に対しては世間の風当たりが強く、1月に予定していた明石家さんま(64)の主演舞台での復帰が頓挫。現在はユーチューバー計画を水面下で本格的に進めている。

 当初は「カジサックの部屋」で動画配信をしている後輩のカジサックことキングコングの梶原雄太(39)に教えを請い、ノウハウを研究。「撮影機材の置き方や撮影方法を勉強しています。いろんな動画も見て視聴者の興味を引く内容を考えている」(テレビ関係者)という。

 宮迫は吉本との契約問題に決着がついていないため「後輩に迷惑を掛けられない」と別路線での配信を検討。有力ユーチュバーらと提携してスタートするプランだ。撮影スタッフも探し始めており、年明けにもチーム宮迫を立ち上げる。カジサックのチャンネル登録者数は153万人で年収1億円前後。これまでの宮迫の年収は3億円以上とみられ、来年以降の税金対策も考えてのものとみられる。

 もう一つの手立ては飲食店のプロデュースだ。得意な料理の腕前を生かす形で知人の会社をサポートする。「イタリア料理の店をプロデュースすると聞いてます。レシピも提供するみたいで宮迫さんの名前を出さずにやるのでは」(知人)。復帰後、当面はユーチューバーと“二足のわらじ”となりそうだ。

 闇営業騒動は6月に発覚し、宮迫の「ギャラをもらっていない」としたウソにより問題が拡大した。宮迫と亮は吉本とたもとを分かち、2人で会見し「圧力で謝罪会見を開けなかった」と涙ながらに主張。同社のパワハラ疑惑が浮上して闇営業問題はマネジメントの在り方にまで飛び火。芸能界最大のお笑いプロダクションが分裂の危機に見舞われた。現在、宮迫については、さんまが後見人として名乗りを上げ、個人事務所預かりとなっている。

 知人は「宮迫さんは“亮の復帰を待ってから自身の時期を決めたい。スポンサーのことがあるのでテレビは難しいと思っている”と話しています。周りでは世間を騒がせたので復帰会見を開いた方が良い、との声もある」と話す。

 関係者によると、亮については年明けにも具体的なプランが見えそうな状況で、それを受けて宮迫は来春にも再出発を図るとみられる。7月の涙の会見以降、生対応はなく復帰の際はけじめをつける意味でも会見は不可欠。“二足のわらじ”も含め、どのような道を歩むのか注目される。

 《亮は環境整備中》「適応障害」と診断され休養中のロンブー亮は復帰への準備が整いつつある。相方の田村淳(46)が吉本と亮とのエージェント契約の窓口となる会社「LONDONBOOTS」を設立。吉本との関係も良好で「亮さんのために仕事をしたいという社員は多い。体調も落ち着いているようで良かったです」(関係者)。本人もやる気を見せており、後は淳のGOサイン待ちとなっている。

 《申告漏れで活動中止中 チュート徳井も来春改編期復帰?》闇営業問題とは別路線で、約1億2000万円の申告漏れにより自ら活動自粛を決めたチュートリアル徳井義実(44)は猛省の日々を送っている。「ほとんど自宅でこもっているようです。“もう、これは自分が悪いので仕方がない”と話してました」(芸人仲間)。復帰のメドは立っていないがテレビ局関係者からは「来年春の改編期に戻る可能性がある。会社として吉本がどのように判断するか」との声も上がっている。

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