NHK N国・立花孝志党首を提訴 放送受信料4560円未払い 参議院議員会館内で

[ 2019年10月28日 16:00 ]

 NHKは28日、「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(52)に対し、放送受信料の支払いを求める民事訴訟を東京地裁に提起したと発表した。

 立花氏の参議院議員会館における放送受信料が未払いだったため。受信機の数は1台で、衛星契約。8~9月分の4560円を請求した。

 NHKは「立花孝志氏に対し、放送受信料の支払いを求め、支払いがない場合は法的手続きをとる旨の通知を発送いたしましたが、期限までに支払いがなかったため、やむを得ず民事訴訟の提起に至りました。NHKは引き続き、公共放送の役割や受信料制度の意義を視聴者・国民の皆さまに丁寧に説明してご理解いただき、受信料の公平負担の徹底に全力で取り組んでまいります」とコメントした。

 立花氏は、受信料を支払った人だけがNHKを視聴できる「スクランブル放送」の実現を公約に掲げている。参院選当選後の8月にNHKを訪れ、参院議員会館の自室にテレビを設置したとして受信契約を結んだが、支払いは裁判で決定すべきだと主張していた。立花氏は参院埼玉選挙区補欠選挙への出馬で自動失職し、既に議員会館を退出している。

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