「なつぞら」“番長”3カ月ぶり再登場!34歳の高校生役話題 板橋駿谷「よっしゃあ!来た!」

[ 2019年8月4日 15:30 ]

連続テレビ小説「なつぞら」で板橋駿谷演じる“番長”こと門倉努が第19週で再登場(C)NHK
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 俳優の板橋駿谷(35)がNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜前8・00)で熱演し、話題を呼んだキャラクター“番長”こと門倉努が第19週(今月5~10日)で再登場することが4日、分かった。朝ドラ初出演の板橋が34歳で挑んだ高校生役で、回想などを除くと第7週の第42話(5月18日)以来、約3カ月ぶり。女優の広瀬すず(20)演じる“同級生”のヒロイン・奥原なつとの再会が注目される。

 節目の朝ドラ通算100作目。大河ドラマ「風林火山」や「64」「精霊の守り人」「フランケンシュタインの恋」、映画「39 刑法第三十九条」「風が強く吹いている」などで知られる脚本家の大森寿美男氏(51)が2003年後期「てるてる家族」以来となる朝ドラ2作目を手掛けるオリジナル作品。戦争で両親を亡くし、北海道・十勝の酪農家に引き取られた少女・奥原なつ(広瀬)が、高校卒業後に上京してアニメーターとして瑞々しい感性を発揮していく姿を描く。

 「北海道・十勝編」に第4週(4月22~27日)から登場した番長は、なつが畜産科に通った十勝農業高校の農業科に在籍した同学年。ひょんなことから、なつと一緒に演劇部に入部した。第5回北海道高等学校演劇コンクール十勝地区予選大会は「白蛇伝説」を上演。番長は村長を演じたが、緊張のあまりセリフが飛んでしまい、ステージ上で「FFJ(Future Farmers of Japan=日本学校農業クラブ連盟)の歌」を歌い始め、地区予選敗退と“一因”となった。

 なつと、なつの親友・良子(富田望生)の2人にプロポーズしたものの、撃沈。かわいらしい一面もある“愛され番長”として一躍、全国区となった。

 板橋は2008年、日本大学芸術学部演劇学科を卒業。在学中に初舞台を踏み、現在は「劇団ロロ」に所属し「演劇集団さんぴん」のメンバー。舞台を中心に活躍してきたが、朝ドラを機にブレイク。5月27日放送のフジテレビ「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」第8話にゲスト出演し、同局看板枠“月9”初出演を果たした。

 7月14日には東京都内で行われた北海道・十勝のPRイベント「十勝大百貨店」で人生初のトークショーを開催。「皆さんの声がNHKさんに届けば、再度の出演もあるかもしれません。皆さん、私を再び登場させてください!」と約600人の観客に訴えたが、願いが叶った。

 板橋は「『お待たせしました!番長、帰ってきます!』。十勝編に出ていた部分の収録は昨年の12月頃に終わったのですが、その時点では、また番長が出てくるかどうかはハッキリ知らされていなかったので、再登場を正式に教えていただいた時は『よっしゃあ!!来た!!』という気持ちでした」と喜び。

 「また、自分のこともなのですが、第19週にはおなじみの十勝編のキャストの皆さんが続々と登場されます。東京編の色鮮やかな世界観も魅力的ですが、北海道の素晴らしい風景の中で北海道のみんなにまた会える!というところも楽しんでもらえたら、うれしいです」とアピール。第19週は1966年(昭41)、アニメーターになったなつは29歳。番長の“その後”も期待される。

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