STU瀧野由美子 瀬戸内の港から紅白へ――年末の大舞台に向かう航海が始まりました!

[ 2019年8月4日 10:00 ]

爽やかなワンピース姿で、最新シングル「大好きな人」への思いを語ったSTU48瀧野由美子
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 【Sunday AKB】STU48が、7月31日に3枚目のシングル「大好きな人」を発売した。デビュー曲「暗闇」から3作連続でセンターに立つのは、瀧野由美子(21)。爽やかなマリンブルーのグループを象徴する清楚(せいそ)な美女が、新曲に込めた思いや、年末のNHK紅白歌合戦と日本レコード大賞への秘めたる思いを、初めて明かした。

 ――ミュージックビデオ(MV)は、画面にアップで映る瀧野さんが、ひとすじの涙を流して始まります。
 「テンポのいい夏曲なのですが、曲調と歌詞が切ないんです。歌詞の主人公は、悲しい別れを自ら決断して、夢に踏み出すか迷っている大好きな人の背中を押すんです。本音では、自分のエゴで引き止めたいものですよね。だから、本当に切ないです。歌っていて、ときどき涙が出てしまうんです。しかも、この曲は何度も聴いていると、本当は、その背中を押した主人公の背中を押している、応援曲なんです。そこが深いです」

 ――グループ結成から3年目に入り、最近は卒業メンバーも何人か出てきています。その中で、初めて全メンバーで歌うシングル曲です。
 「はい。新たな道を進むメンバーも出てきている中で“背中を押す”という歌詞が、凄く私たち自身にも染みてきています」

 ――春に待望の船上劇場が完成しました。MVも、その船で撮影されました。
 「2月に発売した2ndシングル『風を待つ』のカップリング曲『出航』のMVは、建造途中の船上で撮影して、今回は完成した、出航した船で撮りました。見比べると、エモい気持ちになってもらえると思います。今回は、エキストラで500人のファンの方々も乗船して、踊ってくださったんです。まさに、メンバーとファンと一緒に作ったシングルです。改めて“私たちはファンに支えられているんだ。そんな皆さんと一緒に船出したんだ”って実感しています」

 ――船は、全メンバーを乗せて、汽笛を鳴らして大海原に出ていくところで終わります。
 「全員でシングル曲を歌うことって、AKB48グループの中では、とても珍しいことなんです。今のSTU48だから、そんなチャンスを頂けたのかなと思います。私たちのあの船は、瀬戸内の港を出航して、大みそかのNHK紅白歌合戦を目指していると、個人的には解釈しています」

 ――実際のSTU48号は、7月15日に、一晩をかけて東京の晴海ふ頭まで航海。初の東京公演を開催しました。
 「私は当初、まだ瀬戸内7県全てを回り切っていないので、先に東京に来るのは反対でした。でも、いざ来てみたら、船の中は瀬戸内のままで、瀬戸内まではなかなか来られないファンの方々が集まってくださった。感激してくださった。私たちは“会いに行けるアイドル”だって、胸が熱くなりました」

 ――週明けのオリコン週間チャート1位も確実で、さらなる飛躍のきっかけにしたいですね。
 「去年に新人賞を頂いた日本レコード大賞に、今度は偉大な先輩方、AKB48や乃木坂46さんと一緒に、大賞争いに参加したいです」

 夢と可能性は大海のように、果てしなく広がっている。

 《岡田奈々は憧れ要素満載》瀧野にとっての最も大好きな人は、STU48を引っ張る船長の岡田奈々(21)だ。AKB48のエースとしても活躍する先輩を「前からきれいな方と思っていたけど、一緒にいればいるほど本当の素敵さが分かるんです。周囲への気遣い、自分へのストイックさ、憧れの要素が満載で、私の理想の人なんです」。同い年だが、妹が姉にくっつくように慕っている。

 ◆瀧野 由美子(たきの・ゆみこ)1997年(平9)9月24日生まれ、山口県出身の21歳。17年3月にSTU48の最終審査に合格し、同年7月のデビューシングル「暗闇」でセンターを務めた。清楚な顔立ちから、正統派美少女として人気を集める。特技はプロ級の腕前を持つサックスで、趣味は鉄道観賞。愛称ゆみりん。身長1メートル64。血液型O。

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