藤井聡太七段 令和初黒星 都成竜馬五段に敗れ棋王戦挑戦者決定T進出ならず

[ 2019年5月28日 19:00 ]

大阪市内の関西将棋会館で行われた棋王戦の組別予選決勝で都成竜馬五段(左)に敗れガックリの藤井聡太七段
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 将棋の最年少棋士、藤井聡太七段(16)が28日、大阪市内の関西将棋会館で指された棋王戦の組別予選決勝で都成竜馬五段(29)に95手で敗退。過去2期連続で進出していた、本戦となる挑戦者決定トーナメント入りを逃した。

 過去の対戦成績は自身の5戦5勝。この結果だけで単純に比べれば、相性抜群とも言える。それでも、この日ばかりはこれまでの雪辱に燃える相手の“勝利への執念”が上回ったのかもしれない。

 振り駒で先手となったのは都成。このケース、戦型は中飛車や雁木(がんぎ)に誘導するのが通例だが、この日は相掛かりだった。これを真っ正面から藤井が受けて立ったことで序盤から力戦に。だが、結果的には持ち時間をほぼ使い果たしてしまい、持ち味の終盤力も発揮できない展開になってしまった。

 事前の予想と違い、多少の困惑があったのかもしれない。終局後は「もう少しやり方はあったかと思うが、形勢判断や読みも自分の弱いところが出てしまった」と反省。タイトル挑戦への道のりの険しさを改めて痛感しながらも、悔しさをかみ殺しながら「やっぱり近道はない。力を付けて目指していくしかしょうがないと思う」と最後は前を向いた。

 これでトーナメント進出をすでに決めていた師匠・杉本昌隆八段(50)との、本戦における初の師弟そろい踏みもお預けになった。藤井はこれが今期および令和を迎えて以降、初黒星(未放送のテレビ対局は除く)。

 棋王は、藤井が今年度獲得できる可能性のあるタイトル戦4つのうちの1つだった。残すのは大阪王将杯王将と竜王、王座の3つ。

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